10の質問に答えてみる
はてなブログは、定期的に「こんな話題について書いてみたら」というお題を提示してくれる。自分では思いつかない視座を得られるので、時々この機能を使ってみようかなと思う。今回は練習がてら「はてなブロガーに10の質問」。
ブログ名の由来は?
がんばるせろな(仮)は、何もカッコよい名前が思いつかず、とりあえずダジャレでしのごうと思ってそのままになっている。ブログにブログ名が必要だということをよく考えていなかった。でも、頑張らない時もないとしんどいので、たぶんこれで丁度良い。
はてなブログを始めたきっかけは?
せっかく海外に住む機会を得たので、日々の記録を残せば、いつか未来の自分や誰かの役に立つと思ったから。考える訓練にもなっていると思う。
wordpressやnoteにするか悩んだけど、レイアウトの簡便さや好みではてなを選んだ。難しくなくてよかった。
自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?
誰にも宣伝していないブログなのに、思いがけない反響にびっくりしたのがシャワーの話。辺境のブログでも、人目に触れることがあるんだな…と思った。
友人知人にこのシャワーの話をした時に、「自分に強化魔法かけよう」とか「傘をもってお風呂に入ったらどうかな」とか、大喜利のようなリアクションを頂いて楽しかったので、文字にしてみたという感じの記事。
ブログを書きたくなるのはどんなとき?
カルチャーギャップを感じてるなぁと思ったときや、つらつらと考えたことをどこかでまとめたくなったとき。
本当に好き勝手に書いているので、「あれを伝えたい」「これをわかってほしい」みたいなことからスタートすることは少ない。ちゃんとメッセージが固まっているブログは読みやすくて面白いと思うんだけど、自分は垂れ流し型でないと書きたいことが浮かんでこない。
下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?
①ヨーロッパ生活に染まったなと思う瞬間②やっぱり自分は日本人だなと思う瞬間の2本が長期冷凍中。個別記事と被ることが多くてあまりネタがたまらないのと、この手のネタは誰も見ていなくても慎重に扱ったほうがいいと思って塩漬けにしている。
自分の記事を読み返すことはある?
公開直後に何度も読み直す。そして間違いを見つけて何度も修正する…。1日経つと、めったに読み直さないかもしれない。最近予約投稿するようになったので、公開後はあまり見なくなった。
好きなはてなブロガーは?
これは歴が浅くてまだ答えられない質問。
一般論として好きなのは、ものすごい熱量でぶん殴ってくるタイプのブログ。推しジャンルの話を圧倒的な愛と語彙力表現力で語ってもらえると、知らないジャンルでも読みつづけられる。
はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?
できれば難しいブログにならないでほしい。シンプルで書きやすい、文字情報優先気味なブログなので重宝しています。
10年前は何してた?
学生だった。第二外国語としてスペイン語を勉強していた時期もあったけど、卒業後すぐ忘れた…。まさかスペインに住む日がくるとは思っていなかった。
この10年を一言でまとめると?
ジェットコースター。
夢がかなったことも、思うようにいかなかったことも、どちらもあった。その時々の状況に対処するのでいっぱいいっぱいで、自分に一貫性もあまりなかったと思う。いろんな経験を通じて、自分にも他人にも甘くなったかもしれない。10年ただ生きてるだけでは成長しないんだなぁと、わが身を振り返って思う。
我が家のラスボスは床だった話
我が家の床は固い。そして冷たい。石のタイル張りだから。
住み始めた時はまだ夏だったので何とも思わなかった。それどころか、「スッキリ見えてオシャレ。掃除もしやすいわ」と思っていたくらいだったのに、最近ちょっと困ってきた。
- 冷たすぎて秋なのに底冷えする
- 床に何か落とすと大体壊れる
たったこれだけのことが、ものすごくストレスになることを学んだのでその記録。
これまで洗濯機やシャワーや鍵と戦ってきたけど、実はラスボスは(文字通り)足元にいた。この2週間ほど、寒さ対策にかかりきりでほかのことが全然手につかなかった。
秋なのに家の中で底冷えする
もともと冷え性ではあるんだけど、家の中で爪の根元が紫色になるほど冷えたことは今までなかった。冬の京都の寺(土足厳禁の場所)で1時間ほど過ごした時も、そこまでの事態にはならなかった。
季節的にはまだ秋なのに、家に帰ってくると子犬のように震えてしまう。冷気が常に足元にあるのがわかる。ゆったりなめらかな部屋着だと保温性がなく、なめらかさがひんやり感じる。上からブランケットをかぶったりしないと寒いので、帰宅後すぐにモンスター化する。やったことないけど、気分はAmongUs。
我が家は半面がロフトになっていて天井が高いから、エアコンをつけても暖気が人の手の届かない高さに上って行ってしまう。ロフトは夫の勉強部屋なので普段は立ち入らない。たまにエアコンがついているときに行くと、送風口と同じ高さにあるのと床がフローリングなので、暖かくて「おお…おお…!」ってなる。本当にそれ以上の言葉が浮かんでこなくて、言葉を失うとはこのことかぁ…と思った。
パネルヒーターもあるんだけど、使わなくなってしまった。温まるのがすごく早くて瞬間湯沸かし器みたいでいいんだけど、半径30センチくらいにしか影響力がなかった。セントラルヒーティングがあれば事情は違ったのかもしれないなぁ。冷房がなくても暖房はある!というピソはいくつか内見で見た。
そんなわけで、洗濯機や食洗機を開けた時の湯気がちょっとありがたい毎日。冷え性を差し引いても結構しっかり寒いと思う。
床に落としたものは大体壊れる
これまでに壊れて(割れて)びっくりしたものは2つ。日本製のシャープペンと、ヴェルタースオリジナル(チェルシーを大きくしたみたいなバタースコッチ味の飴)。
日本のシャープペンは、勉強机の高さから、勢いもなくポロリと落ちただけで一発アウトだった。何年も使っていたのに…。芯を送り出す機構が中で壊れてしまって、ノックできなくなってしまった。別にガラスのシャーペンを使っているわけじゃないんだが…。
バタースコッチの飴は、ポケットから出そうとして落としたら3つくらいに割れた。もっと高いところから落としたら、粉砕!という言葉しかないくらい木っ端みじんになり、ざらめをそのまま食べているかのように、シャリシャリを感じながら食べた。飴ってかみ砕いても一度じゃザラメ状にはならないだろうに…。
別にぽろぽろモノを落っことすタチではないのにダメージを受けているので、持ち物が多くて頻繁に何かを床に落としてしまう人は、石タイルの部屋は避けた方がいい。すごく気を付ければ「絶対に落とせない…」という緊張感で片付けが習慣化できるかもしれないけど、多分一度は何かが犠牲になると思う。
ちなみに、これまでの戦ってきたシリーズのうち、「白い洗濯物が黒ずむ問題」については若干希望の光が見えたかもしれない。そのほかのものについては現状維持だったり悪化したりしているので、いつかまとめて後日談を書きたい。
自分のしっぽを噛む魚
スペイン語を本格的に習い始めて3カ月。今の状況を自己評価するなら、el pez que se muerde la colaという表現がぴったりだと思う。直訳すると「自分の尻尾を噛む魚」。どんな時に使うかというと、
- 忙しさから恋人に冷たくしてしまい、結果距離を置かれたことに怒ってまたよくない態度をとってしまう…というような人について言うとき
- 労働ビザ取得のためには現地企業からの採用通知が必要なのに、現地企業の募集要項に「労働ビザをすでに持っていること」と書いてある場合
- 日本で言うと、少子化→高齢者や社会を支えるための一人当たりの負担が増える→家庭や子供を持つ余裕が減る→少子化が進む、みたいな現象
要するに、悪循環とか堂々巡りとか、そんな感じだと理解した。自分の尻尾を追いかける犬や魚を見たことがあるだけに、必死なのにその場から進んでいないという切なさが思い出され、何とも言えない停滞感をうまく言い表しているなぁ…と勝手に納得してしまった。たぶん、今後悪循環という言葉を思い出すたびに私の脳内を魚がぐるぐる泳ぎ回るだろう。
私のスペイン語学習の話に戻ると、英語に頼る場面がずいぶん減り、ニュースも字幕と映像があれば5本に1本くらいは概略が把握できる。今まで習った単元を一つずつ見ていくと、致命的にわからない部分があるわけでもない。そういう意味では着実に前進はしている。
でも、習ったことを総動員して、「言えること」を超えた「言いたいこと」を言おうとすると間違えてしまう。それを何度も訂正してもらうのが気持ち的にしんどくて、スペイン語を積極的に使おうという心が折れてしまう。結果、習ったことを忘れるのが早くなり、何か言おうとしたときにまた間違える…。そんな感じでちょっと足踏みしているのも事実で、気がかり。
一つのことを続けるにあたって、停滞や失敗、試行錯誤は避けられない。だから、この世の終わりだ!とまでは思わないけど、ここをうまく抜けられたらまた一つ成長できそうな気がする。だから、このあまり愉快ではない時間にどう対処するかは、大切な問題ではある。
今回は、せっかくこの停滞を魚になぞらえる表現を教わったので、抜け出し方を魚から学べないものかと思っている。ただ、魚がぐるぐる回るのをやめる瞬間って、よく考えれば見たことがない。何がきっかけになるかはわからないけど、尻尾をかむのをやめた時「海は広いな、しっぽだけがすべてじゃないな」と思えたら、私の世界もまた広がるんだろうなと思う。
特に結論はないけど、後から振り返る自分のために書いておいた記録。
スペイン語であつ森をしたら大変だった話
つい最近、リングフィットアドベンチャーのためにニンテンドースイッチ本体の言語設定をスペイン語に変えた。RFAはすごく楽しめたんだけど、その裏側で思いがけずあつ森が大変なことになってしまったので、その記録。
- 単語は覚えやすい
- 新しい気分で遊べる
- 言葉遊びがわからないと面白みが減る
- 住民のイメージが変わってしまう
- お気に入りの表現
単語が覚えやすい
家具や服、一部の虫や魚の名前を覚えやすい。持ち物でわからないものがあっても、その場に飾ればすぐ何かわかるので、ある意味暗記カードみたいに使える。虫や魚の名前は「~の虫」「~の蟹」と書かれていることもあり、想像力が鍛えられる。
会話表現も、何度も目にすることになるので徐々に覚えていけそうな気がする。もちろん、手紙もスペイン語で来る。
新しい気持ちで遊べる
日本語でなら覚えるほど繰り返した住民との会話でも、考えながら読まないといけないのでとても新鮮な気持ちで読める。タイトルロゴやお店の看板も日本語じゃなくなるから、雰囲気が変わる。
所持金の表示も3桁ごとにスペースで区切られるようになり、ちょっとだけ変わるので、ふとした時に「あ、今スペイン語で遊んでるんだった~」と思う。
住民のイメージが変わりすぎる
住民の名前や口ぐせがそのまま訳されるわけではないので、良くも悪くも「初めまして」な気持ちになりやすい。
例えば、たぬきちがTomNook、しずえさんはCanela(シナモン)、フータはSócrates(ソクラテス)で、飛行場のモーリーがRafa。まあ、このあたりはホホーッ!と思いながら楽しんでいる。
ただ、推しのイメージも変わる。
私の好きなアネゴ系ペンギンのレイラは"Nieve(雪)"という名前になり、口ぐせは"fresqui"。多分"cool"という意味の単語を改変した感じかな。
レイラはスペイン語名が意味のある単語になったけど、逆パターンもある。
最推しのオトナ系にわとりのアリアは"Ramina"になっていて、多分これは普通の人名。アリアという名前と、声のハープっぽさ、口ぐせの「ハレルヤ」、家の中が楽器だらけという音楽4点セットに説得力を感じていたのに…。ちなみに英語ではBecky。
他にも挙げればキリがないけど、新しい名前や口ぐせの持ち主として、新しい一面を知った!という気持ちになれれば楽しい。
このあたりは、いつかたくさんのスペイン語話者と知り合って「どんな印象を持つ名前や口ぐせなの?」って聞けたら記事を書いてみたい。今はサンプル数が少なくて書きづらい。
言葉遊びがわからないと面白みが減る
どうぶつの言っている内容も時間をかけても半分くらいしかわからないし、話のニュアンスや性格ごとの違いなんかはもうお手上げ。
なによりどうぶつ語の音声がめちゃくちゃ早い!日本語でも文字を見ないと何を言ってるかわからない時があるし。スペイン語話者の友人に動画を見てもらったら「わかるけどすっごい早口!」と、日本語版をやっているときの私と同じような感想だったので、リスニングにしようとは思わないほうがいいだろう。
ただ、これをわかるようになりたいな!という目標にはなるし、定期的に遊べばどのくらいわかるようになったか理解度をはかれるのは良いと思う。
私の一番好きな表現
私が一番好きなのは、エイブルシスターズの店の名前がHermanas Manitasになっているところ。ちっちゃな手の姉妹、みたいな意味で、とてもかわいいと思う。
こちらも楽しめているし、日本語に戻す予定は当面ない。アップデート後にスペイン語で知り合った新キャラクターと日本語で会話したときどう思うのか、それはそれで楽しみ。
スペイン語でリングフィットアドベンチャー!
スペインに何持ってく?の記事では挙げなかったけど、ニンテンドースイッチを持参している。ジムに行く代わりにリングフィットアドベンチャーをやろうと思って、リングコンごと持ってきた。ヨガマットはかさばるのでこちらで買った。
最近、一念発起して、本体の言語設定をスペイン語にしてみた。全くわからなくて悲しくなったらすぐ日本語に戻すつもりだったけど、予想の3倍くらい楽しめたので、その記録。
- 音声は日本語、文字はスペイン語
- スキル名はわかりやすい
- とても頭を使う
- 他のゲームは大変だった
日本語音声&スペイン語字幕になる
音声は日本語のまま。でもセリフや説明など、文字情報は全部スペイン語に置き換わる。日本語を勉強しているスペイン人も楽しめるかもしれない。ちょっと語彙が偏っているけど…。
もし音声もスペイン語だったら、「まだわかんないな…」と思ってしまって、早々にあきらめていたかも。絶対音声もスペイン語がいい!とまでは思っていない。強いて言えば、決め台詞の「ビクトリー」がスペイン語で聞けないことだけは残念かも。
フィットスキル名はわかりやすい
フィットスキル(ゲーム内でモンスターを倒すために、現実世界でプレイヤーがやらないといけない運動)は日本語でやっている間に全部取得し、一通りやっておいた。ストーリーも1周は終わっているから、意味が分からない言葉が出てきても、何をするかはわかる。ちゃんとお手本が表示されるし。
フィットスキルの名前も想像しやすいストレートなものが多いので、途方に暮れることなく遊べた。リングコンを頭上で円を描くように回す「グルグルアーム」は「腕まわし」みたいな名前になっていた。日本語には擬音語や擬態語が豊富にあるので、このあたりがシンプルになるのは仕方ないかな。
ただし、モンスターの名前はピンと来ないのもいる。これは日本語版でも考えないと由来がわからないのがいたから似たりよったり。装備品の名前と説明もちょっと難しいので、1プレイに1つを目安に、お楽しみ程度に見ている。
とても頭を使う
最近命令形や過去形各種(スペイン語には過去形がたくさんある)を勉強したばかりだったので、「お、今命令された!?」「今この過去形つかった!?」など、考えることがたくさんある。頭の体操も同時にできるなんて、お得…!。
会話シーンの少ないゲームだし、セリフや指示も短いものが多い。長文が何ページも出てくると考えるのをあきらめてしまうけど、短い文を細切れに見せられたら頑張れてしまうので、これは自分にとっては非常に良い。
長文を読むのに考え込んでしまうと、からだのほうが常に休憩状態になってしまう。運動することも目的のうちなので、わからない言葉が出てきても立ち止まらず、自然に記憶に残ったら辞書を引こうかなという感じでやっている。
オマケ的な効果として、新鮮な気持ちで遊べるからか、日本語でやっているときよりも「そろそろ終わろうかな」と思うのが遅くなった。もう知っている話なのに、次はなんて言われるんだろう?ってワクワクしっぱなし。
他のゲームは大変なことに
勢いに乗ってほかのゲームも遊んでみたけど、会話が多かったり、情報集めが大事なものは大変なことになってしまった。あつまれどうぶつの森はガラリと印象がかわってしまったので、いつかその話もしたい。
バルセロナのコミケ(?)に入れなかった話
友人に「今度、salón del mangaでコスプレをするんだ~」と言われて、「漫画サロン…?漫画喫茶のことかな」とあてずっぽうで考えていたら、コミケとかコミコンみたいな催しのことだった。しかも、かなり本格的な。
マンガバルセロナとは
イベントは"Manga Barcelona"という名前らしい。スペイン国内はもちろん、ヨーロッパでも規模が大きい方らしく、ニュースでも取り上げられていた。その映像を見た限りだとその場で絵を描いてくれたり、同人誌的なものもありそうな雰囲気。日本の本家イベントに行ったことがないので、ちゃんと比べることはできないんだけど。
ウェブサイト(https://www.manga-barcelona.com/es/inicio.cfm)に載っているプログラムも興味深い。わかるところを斜め読みしただけでも、トピックはトキワ荘や手塚治虫にはじまり、最近のスポーツものや百合(el yuri。男性名詞なのか)、果ては鏡開きや阿波踊り、おいしいカレーの作り方(無印の)まで。
こういう、情熱がほとばしりまくっているイベントは大好き。スペイン語はわかる自信がないけど、内容にはとても興味がある。
チケット完売で入れず
せっかく友人が参加するなら私も見に行ってみようかな、と思ったけど、時すでに遅し。連休中のチケットはすべて売り切れていた。サグラダファミリアの予約は前日でも取れたのに、2日前にチケットが買えないなんて。普段の売れ行きはもう少しゆっくりらしいけど、今回は違ったようだ。ちなみに、入場料は1人12ユーロ。
スペインではほとんどのことに事前予約が必要で、予約したQRコードがあれば時間が多少前後しても目をつぶってくれたりするけど、予約がなければすべてがNOになる世界。それですっかりあきらめていたんだけど、たまたま出先に向かうまでの道中にマンガバルセロナの会場があった。
会場付近にはコスプレイヤーがいっぱい
用事があってエスパーニャ広場という大きな広場を通ったときに、そこに漫画タッチのパネルが置いてあり、いろんな作品のコスプレイヤーがいたので気が付いた。
私が見ただけでも、ドクタースランプ、ナルト、鬼滅、ポケモン、セーラームーンなど幅広い。コスプレに合わせたマスクを用意している人もいて感心した。写真撮ってもいい?と聞いてみたら快諾してくれて、「一緒に入らなくていいの?真ん中にどうぞ!」と言われた。とても気さく。一応マスクはしたままご一緒させてもらった。
会場には入場整理列ができていた。混雑していたわけではないけど、こんな感じで折り返して歩いてこないと入場できないように柵が置かれていた。
おまけ:バルセロナのOTAKUたち
日本語の「オタク」にあたるスペイン語はfriki。この言葉自体はニュートラルというか、ポジティブな意味にもネガティブな意味にも使うと聞いた。そのままotakuということもあるらしい。
frikisをよく見かけるのが、バルセロナ凱旋門の近く。漫画やフィギュア、トレーディングカードやテーブルゲームの専門店が固まっている。お目当てのものを熱心に探す姿は日本人と変わらない。
最近は東京リベンジャーズが人気なのと、「好きなアニメは何?」と聞くと、ワンピースやナルトの次くらいに聖闘士星矢が出てくるのが印象的だった。
日本が好き!と言ってくれる人の多くが、アニメや漫画をきっかけに興味を持ってくれているように思う。なので、アニメや漫画がどういう風に理解されているのかは気になるところ。
内容がわからないのにチケットの枠をとってしまったら申し訳ないので、次回までにスペイン語がうまくなっていれば、チケット争奪戦に挑んでみたい。
夏時間の終わりと飛び石にかける橋
この週末は
- 夏時間の最終日
- 連休(土・日・月祝)
が重なっていたので、この2つについてちょっとだけ記録。ハロウィンや、カタルーニャの習慣などは自分が満足できる情報が集まったらいつか書くかも。
夏時間が終わった話
10月31日の午前3時あたりで、サマータイムが終わったらしい。ニュースで「時刻が変わるよ!」というお知らせは見ていたし、自分が旅行するわけじゃないのに時刻が変わるなんてワクワクするなぁ~と思って、携帯の時計画面を見つめていたんだけど、気づいたら寝ていて、起きたら夏時間が終わっていた。
スペインの夏時間は、日本時間ー7時間。それが終わった今はー8時間になり、1時間巻き戻ったかたちになる。平たく言えば、1時間長く眠れる。起きていたら、時計が1時間巻き戻るというか、59分のあと、時間の方は変わらず00分に戻るだけの瞬間が見られたかもしれないのに…。自分の目で見られたら図解するつもりだったんだけど、見ていないから何も書けない。
とりあえず、しばらくは起きるときの苦労が少なくなるのでうれしい。8時をゆうに過ぎてから日が出ていたのが、今日の日の出時刻は7時台になっていた。こんなに日の出日の入りの時刻が気になったことはなかった。
逆に、盲点だったのだけど、その分日の入りが早くなる。昨日まで日の入りが19時頃だったのに、今日は18時には暗くなっていた。微妙な気持ちになったけれど、朝が暗い方がしんどいからいいかな…。夏時間に再突入し、1時間先に進む瞬間は見届けたい。
連休の話
休祝日がらみだと、バルセロナに来て何度か、"puente"という言葉を聞いた。直訳すると「橋」という意味なんだけど、この言葉をカレンダーに関して使うときは「飛び石連休の間の平日を休みにすること」または「連休」のことを言う。
11月1日はスペイン全体の祝日なので、10月30(土)、31日(日)と11月1日(月祝)で3日間の連休。これがpuente。ほかにも、木曜と土曜が休みだから金曜も休日にして3連休にする!というのも、puenteらしい。
要はハッピーマンデーの月曜日じゃなくてもOKバージョン。休みの日をカレンダーに書き込んでいるときに「ここも休みだったらなぁ…」と思ったことが何度もあるだけに、飛び石の間に橋をわたすという表現はまさにその通りだなぁと感心した。
最初にpuenteのことを教えてくれた友人に「日本には飛び石連休っていう言葉があって、とびとびになった休祝日を半ば無理やり連休って呼んでいたことがあるんだよ」という話をしたら震えていた。一応、今は死語になってきつつあるようだという話もしておいたけど、友人にとってはハロウィンよりホラーな話になったかもしれない。