がんばるせろな(仮)

夫のバルセロナ留学についてきた30代。コロナ禍のスペインをじたばた生きてます

「いいよいいよ」は良いのか悪いのか

 スペイン語No hace falta... (ノー•アセ•ファルタ)という表現がある。「~は必要ない、足りている」という意味だが、それだけの意味ではない。

 かなり前、スペイン人の友達に「今度遠出するから何かお土産買ってくるよ。希望はある?」とテキストメッセージで聞いたときのこと。"No hace falta!"と返事が返ってきた。初めてみる表現だったので辞書を引くと「不要だ」という意味だった。こちらの人は自分の意見をストレートに言うものだと思っていたこともあり「そっか、いらないのか…」とションボリしつつ引き下がった。

 それから数か月たち、今度は別のスペイン人の友人と話していて、"no hace falta"という表現の話題が出た。日本語が超堪能な彼によると、「遠回しに『ありがとう』って言っている場合もあるんだよ。日本チックな言い方でしょう」とのこと。

 サプライズプレゼントをもらったときなどに言うそうで、この場合のニュアンスは「(私のためなんかにお金や時間や労力をかけなくても)よかったのに!」みたいな感じだろうか。超衝撃。2tハンマーでも落ちてきたかな?と思った。本音と建前、スペインにもあるんじゃないの!

 私のケースは「そんなお気遣いいらないよ(でもありがとね)」と言っていた可能性があるのか。かなり恥ずかしい思い違いをしてしまったかもしれないのか!うああ。

 

 たしかに怪しいとは思っていた。スペイン語の恩師たちにちょっとしたお土産を渡した時にも¡No face falta!的なことを言われたが、本気で断るそぶりもなく即包みを開けにかかっていたから。そして次の瞬間「気に入ったありがとう!」って中身見る前に食い気味に言っていたから。そうか、これは礼儀だったんだ。正直すまんかった。

 

 更に別の知人にも聞いてみた。やはり「いらん(いらん)」と「いいのに~(でもありがとう~)」の2パターンがあり得て、その人との関係や声のトーン、表情で判断するそうだ。テキストメッセージのやり取りだったら絵文字で判別するとのこと。ちなみに私のケースでは絵文字がついていなかったので、不運な事故だったと思いたい。

 このニュアンスをほかの言語に訳すのは難しいそうで、おそらくスペイン語的な表現なのだろう。こういう「ほかの言語にしがたい」とネイティブが言う表現は大事にしたい。

 というわけで「いらん」「いいのに」の両方になりえるような仮訳として「いいよいいよ」的な表現だと理解することにした。そして必ず表情で判断しなければと心に刻んだ。

 

 と、これを書き終えかけたタイミングで友人から「小旅行から帰ってきたから今度お土産渡すね」と連絡が。その旨夫に伝えると「え、受け取れないよ」との返事。じゃあ断るの?と聞いたら「いやありがたく頂くけど…」と曰う。君もノー•アセ•ファルタ族か。状況がピッタリすぎて笑うしかない。

 次からどんどん使って、この経験の元をとりたい。

ナダルのコメント(の西訳)から学ぶ、悲痛な願いの言葉

 前の記事でフェデラー引退を伝えるスペインメディアの記事をチラ見した時、ナダルのコメントも探した。TwitterInstagramでは英文のコメントが出ていて、スペイン語はないみたい。なのでメディアごとに違う訳が載っている。

 スペイン人のナダルが英文で出したコメントをスペインメディアが西訳したものを私が日本語で見る…これはかなり迷子っぽい。が、学びもあったのでメモがてら。普段のテイストから離れ、マニアック気味な話です。

 

 まず原文(英語)がこれ。

Dear Roger, my friend and rival.
I wish this day would have never come… it’s a sad day for me personally and for sports people around the world. I said it to you when we spoke and now it’s here.
It’s been a pleasure but also an honor and privilege to share all these years with you, living so many amazing moments on and off the court.
We will have many more moments to share together in the future, there are still lots of things to do together, we know that.
For now, I truly wish you all the happiness with your wife, Mirka, your kids, your family and enjoy what’s ahead of you. I’ll see you in London at the @lavercup

https://www.instagram.com/p/CiiInmVoLGi/

 そして、20minutosの記事がこれ。地の文を間にいれつつほぼ全文を紹介している。太字の部分が西訳。

"Querido Roger, mi amigo y rival. Ojalá este momento nunca hubiera llegado. Es un día triste para mí y para el mundo del deporte en todo el mundo", arrancó Nadal en su 'carta' antes de repasar su recorrido como rivales. "Ha sido un placer, pero también un honor y un privilegio compartir todos estos años contigo, viviendo momentos increíbles dentro y fuera de la pista", termina en una primera parte del mensaje.

A continuación se extiende en un segundo tweet en el que le desea un gran futuro, también junto a él, al tenista suizo: "Tendremos muchos más momentos juntos en el futuro, hay muchas cosas que hacer juntos, nosotros lo sabemos", escribió, dejando caer la cercanía de próximos proyectos juntos. "Ahora sinceramente te deseo toda la felicidad con tu esposa Mirka, tus hijos, tu familia y disfruta este nuevo momento. Te veo en Londres (en la Laver Cup)", sentenció el español.

El emotivo adiós de Rafa Nadal a su rival y amigo Roger Federer: "Ojalá nunca hubiera llegado este día"

 ここで注目したのは色付きのOjalá este momento nunca hubiera llegado.この日が来なければよかったのに、この日が来てほしくなかったのに(今となってはどうにもできない)…という意味。

 Ojaláというのは願い事をするときの「~したらいいのに、~しますように」、もしくはかなわなかった願いについて「~だったらよかったのに」的な表現だ。

 ちなみに、Ojaláは「オハラー」と発音するが、これはアラビア語の「インシャッラー(神の思し召しがあれば)」という表現が起源らしい。スペインはイスラム世界の影響下にあった時代があり、その当時の方言がもとになっているとか。(インシャ・アッラー - Wikipedia)。スペイン語では本人の信仰と関係なく使う。この話が出た時、たまたまアラビア語話者がクラスにいたので元になったとされる言葉を読み上げてもらった。確かにほんのりにていた。

 そういう表現だと知っていて理解もしているのだけど、自分の切実な感情としてスッと言える感じではなかった。

  というのも、「~だったらよかったのに!」というのは超ドラマチックな感じがして私は日本語でもあまり言わないから。もう手が届かないとわかっている過去に変化を求めてしまうほどのやるせなさやじれったさを、幸いにもあまり経験したことがない。

 でも今回は想像できる状況と表現がドンピシャな感じがして(ドラマチックに解釈しすぎな気はしているけど)、ものすごく納得して読めたし、今後はすぐ言えそうな気がする。ヘレン・ケラーのwaterみたいな感じだろうか。真に迫った体験でブレイクスルーできることもあるのかもしれない。

 せっかくなのでもう1社見てみた。El mundoの記事は前半を引用していた。

Querido Roger, mi amigo y rival. Desearía que este día nunca hubiese llegado. Es triste para mí y para el deporte . Ha sido un placer, un honor y un privilegio el compartir todos estos años contigo, vivir tantos momentos extraordinarios dentro y fuera del campo

La carta de Rafa Nadal a Roger Federer tras su retirada: "Desearía que este día nunca hubiese llegado" | Tenis

 この日が来なければよかったのに、の部分がDesearía...と表現されている。この構文(というかこの時制)は使ったことがなかったので勉強になった。ニュアンスに違いが出るのかネイティブに聞いてみたが、同じ意味だそうなのでこれも時々使ってみようと思う。

 ほかにも言い回しや言葉選びが少しずつ違うのが面白い。

 

 ちなみに私は「〜だったらよかったのに!」はほとんど言わないけど、「〜しておけばよかった!」はめちゃくちゃ言う。これは似ているようで全然違う言い方になる、と思う。

フェデラー引退のニュースをスペイン語で読んでみた

 SNSを見ていたら、ロジャー・フェデラーのテニス引退声明の動画が流れてきた。高校生の頃にフェデラー好きの友達がいて、期末試験の勉強をしながら全仏オープンの中継を見るのが恒例行事だった。好プレーがあると興奮気味な実況メールが来たっけ。10年以上前の話だ、懐かしいなあ。

 それで、ニュースなり新聞なりをスペイン語で見てみようという気になった。長年フェデラーのライバルであり続けたラファエル・ナダルはスペイン人なのだ。ニュースがわかるようになるというのは目標のひとつでもあったから、スペインならではのニュースに目を向けるのがよい契機だと思った。

 

 読んだのは"20minutos(ベンティミヌートス)"の記事。メトロの出入り口なんかに新聞が無料で置いてあるので手に取った。電子版も全ページ公開されている。

 まずフェデラー引退の記事はこんな感じ。

f:id:kananuk:20220916234535j:image

https://www.20minutos.es/edicion_impresa/calendario/barcelona/2022/09/

 半分くらいはわかる。もう半分は、時間をかけて辞書を引いて過去の戦績と照らし合わせれば、何とかわかりそう…。勉強がてら、表現を味わいつつ、気になったところを訳する練習をしてみた。

 黄色のアンダーラインはフェデラー引退声明をスペイン語にしたもの。英語の声明を素直に訳した感じでわかりやすい。

 この中で特に味わい深かったのは、本文最後の

 Te quiero y nunca te abandonaré.

 という一文。「あなたを愛している。あなたのもとを絶対に去らない」という意味なんだけど、abandonarは放棄するという意味だが、家族を見捨てたり、恋人をフる時にも言う。なので、シンプルに現役引退してもテニスはやめないぞ、というだけよりも一層テニス愛が感じられる気がする。

 赤のアンダーライン周辺が、ナダルとの関係についてガッツリ言及している部分。一番左の灰色の列は基本ナダルと作ってきた歴史の話をしていると思う。

 一つ目の赤線の

 Nadal solo le permitió sonreír en su tierra en una ocasión.

 は、ナダルがホームグラウンドでフェデラーに微笑むことを一度許した→ナダルは得意の全仏でフェデラーに一勝を許した、という意味かな。

   二つ目の赤線のRoger topó con su némesis, el tenista que marcaría toda su carrera y con el que construyó la más bella historia de rivalidad que presenció nunca este deporte: Rafa Nadal.は、ロジャーの前に壁が立ちはだかった。彼の競技人生を際立たせ、テニス史上例のない美しいライバル関係共に築くテニス選手。ラファエル・ナダルだ。みたいな感じになるのかなぁ。なかなかこなれた感じにならない。

 スペイン語の一文って長くなりがちな気がしていて(いつも冗長な文を垂れ流している私が言うことじゃないが)、この文構造を日本語に直すのってすごく難しいなと思う。スペイン語スペイン語を勉強していると、和訳とは無縁になってしまうから特に。

 

 青のアンダーラインは、グランドスラムの4大会の呼称に統一感がないのが面白くて引いた。全豪オープンはEl Abierto de Australia(abiertoはスペイン語でopen)で全米オープンはUS Openって…。

 ちなみに、ナダルのコメントこそスペイン語で読んでみたい!と思っていたが、公式コメントが英語だったので出鼻をくじかれた感がある。

紙製の切符を卒業した話

 昨年、バルセロナでバスや電車に乗る切符は紙製で、しかも回数券なのに数回改札を通しただけで使えなくなる!と非常に嘆いていた。しかし、バルセロナにも交通系ICカードが導入され、私も先日、自分のICカードを入手することができた。ついに紙切符から卒業する時が来たのだ。

※2022.09.17追記 紙製の切符の裏側にほっそい磁気テープがついているので仕組み的には磁気券。紙の割合が高すぎてつい紙製って書いてしまった。関連記事↓

 待望のICカードT-mobilitatといい、駅で入金できるのはもちろん、スマホアプリから残高を追加することもできる。物理的なカードを持たず、スマホを改札機にタッチして決済する方式もある。

 日本のICカードSuicaを例にすると、物理カードとモバイルSuicaがあるけど、Suica(物理)もスマホからチャージできる感じ。アプリの指示に従って自分のアカウントに残高を入れ、スマホに自分のカードをかざせば情報が反映される。

 券売機はメトロや電車の駅にしかなく、バスに乗りたいだけでも駅まで行って券を買うしかなかったので、これは革新的。やればできるじゃないか。心の中で天使がラッパを吹いている。

左がICカード、右が1カ月使い倒して印字が消えてきた従来のカード。

 なるべく早く申し込みたかったのだけど、一時帰国を控えていたこともあり、バルセロナに戻ってくるまではと我慢していた。

 というわけで、戻ってすぐオンラインでユーザー登録をし、物理カードを発行してもらうリクエストをした(T-mobilitat | Transports Metropolitans de Barcelona)。スマホタッチ方式も選べたのだけど、紙製の切符と戦っていた頃からの憧れだったので私は物理カードにした(カード代は別途かかる)。1週間くらいで届いた。

 惜しむらくは、前年さんざん苦しめられたトンデモ改札機のある駅はもう使わなくなってしまったということ。便利ではあるのだけど、残念ながらまだ違いを感じられない。1カ月乗り放題だから、勝負を挑みに行こうかな。暇人すぎるかな…。

 もう一つ小声で愚痴るとすれば、各都市の交通系ICカードに互換性はなさそう。これが統合されてくれればなぁ…日本の交通系ICはすごいなぁ…と思うばかり。

 でも今後使い方を研究していくのが楽しみではある。

 

 ちなみに、いつから試験導入、いつから本格導入だったのかは私にはよくわかっていない。いろんな人からいろんな話を聞いたけど、自分が見て知っていることとうまくかみ合わなかったので。

 それで、この際どういう経緯だったのか気になって少し調べた。その中で見つけた試験導入に関する記事の一言目が「6年の遅延を経て…」だった。この計画そんなに遅れてたのか。でも驚きはしないかな。そんなこともあるだろうな、と思う。

↓その記事(備忘用リンク)

この1年のスペイン語学習状況

 DELEもひと段落したので、最近のスペイン語学習事情を。記録しておきたいのは

  • レベル
  • 学習時間
  • 手ごたえ
  • 難しいと思うこと

の4つ。

レベル

 一応会話にはなる。関心のある分野なら、意見を伝えることはだいたいできる。ディスカッションに加わったり、議論を仕切ったりは難しい。

 CEFRで表現すると、

  • 語学学校ではC1(上級レベル)の授業を受講
  • 夫の通う大学で、ビジネススペイン語B2レベルを受講中。来春修了くらいのスケジュール感
  • 履歴書に書ける資格はDELE B1

 バルセロナに来たばかりの昨年8月はA1(完全な初心者)レベルだったことを思えば、1年でかなり進歩したと思う。

CEFRとは?という話について書いた記事↓

学習時間

  • 語学学校で週20時間×40週間=800時間くらい
  • 大学のビジネススペイン語1学期30時間×3学期分=90時間

 単純計算で計900時間弱。独学の時間もあるけど、おそらく語学学校を突発的に休んだ日の勉強時間と相殺する形で計算すればよい感じになると思う。

 語学学校の進度表だと、順調にいけば週20時間×38週間でC1にたどり着く。私はDELE対策に3週間くらい費やしているので、まあ妥当なところかな。

手ごたえ

 最近はCEFR B2の要件である

  • 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑な文の主要な内容を理解できる
  • お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である
  • かなり広汎な範囲の話題について、明確で詳細な文を作ることができ、さまざまな選択肢について長所や短所を示しながら自己の視点を説明できる

 については、それなりにできていると感じる。完璧ではないし、母語話者でも私が外国人だとわかっていないと話にならない。でも「無理です」という感じでもない。以前B1からB2に進むときの記事にはむりだと書いていたから、ちゃんと進歩しているみたい。

 ちなみにC1の要件は

  • いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文を理解することができ、含意を把握できる
  • 言葉を探しているという印象を与えずに流暢に、また自然に自己表現ができる
  • 社会的、学問的、職業上の目的に応じた、柔軟な、しかも効果的な言葉遣いができる
  • 複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文を作ることができる
  • その際、文を構成する字句や接続表現、結束表現の用法をマスターしていることがうかがえる

 となかなか厳しいものがある。特に私はまだ英語との混同が多く、会話の最中に言葉を探している時間がかなり長いので、大きな壁だなぁと思う。

(各要件はWikipediaから引用:ヨーロッパ言語共通参照枠 - Wikipedia

難しいと思うこと

 ①語彙を増やすのが難しい

 言葉に詰まると、簡単な表現で代用してお茶を濁してしまいがち。大学の講座をとるようになったおかげで、片方の授業で習って忘れた単語をもう片方の講座でまたやって記憶に刻まれる、みたいなことが増えてきている。あとは紙の西和辞書+辞書アプリ(英西・西英)→辞書アプリ(和西・西和)のみにした結果調べ物の精度が上がったので少し改善されてきた。

 

 ②リスニング力があまりあがらない。

 ビジネススペイン語の先生が「レベルに合わせて早くしゃべるわね」と言って本当に早口でしゃべるので、かなり鍛えられた。結果、近くで雑談している人の話が聞こえるようになったので少しブレイクスルー感はある。とはいえ、一言一言は聞き取れても、「聞けてる!」ということに注意が行き過ぎて、全体としての意味が脳を通り過ぎてしまっているので、聴解力という意味ではまだまだ。

 

 ③話す前の脳内リハーサルに時間を使いすぎ

 言いたいことがスペイン語で頭に浮かんでいるのに、一回脳内で声に出してみないと声にできない。脳内リハーサルしたところで間違いに気づくわけじゃないし、声に出した後に間違いに気づいたほうが印象に残って忘れない。話したい内容が人を傷つけないかどうかチェックする時だけ、脳内リハーサルすればいいんだと思う。

 

 ラテンアメリカスペイン語が聞き取れない

 スペイン語の先生がはっきり話すスペインのスペイン語に慣れてしまったのか。語末の-sが欠落するだけでも全く聞き取れず、会話にとても困ることがあったので悲しい。リスニングついでに、いろんな国の話し方を聞こうと思う。

 

 これまでの各段階での自己評価や行き詰まりをブログに記録しておいてよかった。今現在できないことにばかり目が行ってしまうけど、過去の自分と冷静に比べると少しは進歩しているかなと思える。

 今回もこれを定点観測記録として寝かせておいて、また時間が経ったら見直したい。

DELE B1合格。点数と手ごたえ、採点基準

 5月にバルセロナでDELE(外国語としてのスペイン語能力試験)B1(中級)を受けた。5月21日に受けて、結果のメールが来たのは8月16日だった。約90日待った。結果が来なくてやきもきしていたけど、無事合格していた、よかった!!

 ただ、結果が出るまでとても不安だったから、語学学校の先生方に聞いた評価基準、自分の手ごたえ、実際の点数をちゃんと比較して今後の参考にしようと思う。

 目次はこんな感じ。

  • 手ごたえの振り返り
  • 評価基準に関するうわさ
  • DELEの合格ラインとは
  • 実際の得点(ざっくりと)と受け止め
  • まとめと今後の方針

手ごたえの振り返り

 申し込み~当日の経緯を書いた記事はこれ。

これによると、

  1. 口頭試験での語彙の勘違い
  2. 話が時間内に収まらない
  3. リスニングが難しく感じた
  4. 作文の語数をきっちり管理していない
  5. 訂正二重線が多くて読みづらい作文になった

あたりを心配して「落ちてそう」だと書いてあった。今思い出してもそんな印象しかない。とくにリスニングがとても心配だった。

評価基準に関するうわさ

 語学学校でDELE対策講座を受け持ってくれた先生方によると、これらについては

  1. 語彙の勘違い→私の勘違いは論の展開に大きな影響はない。中身より文法
  2. 話が時間内に収まらない→お題をこなしきれなかったのはマズいかも
  3. リスニングが難しく感じた→ほかで点数を取っていれば大丈夫
  4. 作文の語数が適当→規定語数とかけ離れた長さ・短さでなければ多分OK
  5. 訂正二重線が多い→読むのが仕事だから気にしなくていい

と言っていた。

 とはいえ、先生方の資格は口頭試験のもののみ。作文の採点は担当しないので、筆記試験の方は専門家としての回答ではないことには留意しておきたい。

DELEの合格ラインとは

 前提として、DELEの合格ラインは6割。といっても、B1レベルでは

①読解マーク(25点満点)+作文(25点満点)の合計が30点以上

②リスニング(25点満点)+口頭試験(25点満点)の合計が30点以上

を同時にクリアしていないといけない。

①青と②黄色それぞれのグループで合格判定がある。両方合格(APTO)でないとダメ
1段目は各項目の配点(各25点)、2段目は合格最低点。

 読解と作文で50点満点、リスニングとスピーキングで計10点、では合格にならないのだ。読む・書く・聞く・話すの総合力が問われるから、DELEは難しいと言われるのだと思う

実際の得点と受け止め

 成績票(兼合格通知)はこんな感じ。赤枠の中が実際の得点。

赤枠の部分が実際の得点。
3段目が私の実際の得点、4段目がグループごとの小計+合否判定。5段目が最終結

 なんとなく小数点以下は伏せるが、リーディングは満点!模試でも練習問題でも満点は取れなかった気がするので、これは奇跡。でも、頑張らないとと起こせない奇跡だったと思いたい。作文も会話も20点以上。でも、リスニングは19点。正解率8割弱なので決して悪くはないが、他と比べると見劣りする感はある。

 自己評価と比べてみると、リスニングが難しかったという手ごたえと合致している。ただ、全体的にもっと点数が低いかなと思ってはいた。

 他に私が気にしていた口頭試験での語彙の勘違いと話の遅さ、筆記試験の字数や訂正の多さについては、致命的ではなかったみたいだ。改善の余地はあるけど、このくらいの減点で済んだのか…という感じ。

 リーディングとリスニングはマーク式なのだけど、問題が持ち帰れないから自己採点ができず、最悪の場合を想定してはモヤモヤ。スピーキングとライティングは、回答を再現できて評価ポイントもある程度知っているけど、人間の採点がどれほど厳しいか確信がもてず、やはり不安になる理由はいくらでもあった。

 人間が採点する部分がうまくできたのは、やはり時間を割いて対策したからだと思う。ちゃんと能力があればどんな試験でも受かる、というのは理屈としては正しい。でも、形式に慣れてポイントをおさえれば少し良い結果が出せる。なら、対策はするに越したことはない。自分の能力に絶対の自信がないのなら特に

 DELEは申し込み~受験~結果発表まで何カ月もかかる長期戦。受験料も高いから、おいそれと受けなおすことはできない。だから、一回の試験に全力を注ぐしかない。

まとめと今後の方針

いち受験者の体験談として、

  • 正しい文法で論を展開できれば、少しの勘違いは致命的ではない
  • 話がまとまらなくて指示に従いきれなくても、大打撃ではない
  • 作文の語数は数えるのが理想だけど、それより文法ミスの見直しが大事そう
  • 一発書きで訂正しまくっても大幅減点はされなかった

ということだと思っている。先生方の言うことは大体あっていたということだ。

 一応、1年目でB1合格はひそかな目標ではあった。昨年中に試験を受けることができなくて想定よりゆっくりになってしまったけど、とりあえず一つ達成。

 この秋にB2を受けたいなと思っている。難易度がぐっと上がるのでこれも難しいのだけど、B2が取れれば一応スペイン語で仕事ができるレベルとみなされるので、ここまでは挑戦したい。あわよくば合格しておきたい。

一時帰国の話④新たに買って帰ったもの

 自分たちが使うために新たに買ってきたもの。別の記事で言及したものもあるので、シンプルに書いていく。

スマホケース

 スマホ、特にiPhoneをスられたという話を何度も聞いたので、首掛けストラップとカードポケットつきのものをさがした。

 首掛けにしたのは、ポケットから抜かれたパターンが多いと感じたから。かといって、手に持っているだけでも取り上げられて走られたら追いつける自信がないし。

 カードポケットは、電車やバスのチケットを入れるために欲しかった。去年は都度財布に入れていたが、出し入れの際に財布をどこにしまっているか見られてしまうし、他の荷物に気を配れない時間が長くなると思った。

麦茶パック

 気軽に飲める水出しのお茶はありがたいし、汗をかく季節に疲れにくくなる気がするので。熱波の影響もあって9月いっぱいは暑さが続くと思うので、1カ月分くらい。もっと持っていきたかったけど、水出し用のパックはとてもかさばり、圧縮もしにくいので荷物の都合上あきらめた。

カレールウ

 荷物に少し隙間があったので、3箱くらい買っておいた。こちらのアジアンスーパーでは1箱6ユーロ弱(=800円超)する。なんとも高級品、というか日本で200円弱で買えたのでびっくりした。そしてメーカーのバリエーションがとても少ないので、日本で久しぶりに見かけたブランドのものを選んだ。

 こちらでできた友人を自宅に招く時にカレーを出すととても喜ばれるし、日本人同士で集まってももちろん楽しく食べられる。ベジタリアンをはじめ、食べない・食べられないものがある人もいるので要注意ではある。

蒸気の出るアイマス

 これヨーロッパでは売れないのかな。使い捨てアイテムというだけで売れないような感じがするけど、とても売ってほしい。軽いけどパッケージを束ねると厚みがでるので、箱から出して荷物の隙間を埋めるような形で入れた。

サロンパス、湿布

 どこに住んでいても肩は凝るし、モンセラットにまた登ろうものなら筋肉痛にもなるだろう。ああサロンパスがほしいなぁ、でもスペインには売ってないんだった…と何度思ったことか。なので、絶対に持ってこようと思っていた。

↓登山して筋肉痛になった記録。すごくしんどかったのに、また登りたい不思議。

冷えピタ的なもの

 新型コロナのワクチンを受けて熱が出た時に、冷えピタか氷嚢みたいなのがあればいいなと思った。近くの病院に予約なしで気軽に行ける感じのシステムではないから、数日様子を見るための備えは常にしておきたい

 当初はアイスノンみたいなものがあるといいなと思っていたんだけど、重くて場所をとるので持っていけないかなと思い、おでこに貼るタイプのものを2箱ほど買っていくことにした。

お箸、割りばし

 こちらのアジアンスーパーではお箸がすごく高い気がして我慢していたら1年たってしまった。でもやっぱりお箸はあったほうが良い。

 100円ショップでお弁当用の持ち運べるカトラリーセットも買っておいた。スペインでは昼食時間が14時からと遅いのだが、そう簡単にスペインの食事時間に体は慣れてくれない。なので、軽食セットを持っていけると便利。お弁当箱は最悪なくてもいい。ジップロックやタッパーで何とかなるし、幸か不幸か食べ物の見た目はあまり注視されない。

歯ブラシ

 ヘッドの小さなものを1カ月1本くらいの計算で買うことにした。大きなものはオエッとなりやすかったので、これは仕方がないかなと思う。

 夫がスペインで買った電動歯ブラシは先が小さかったので、電動歯ブラシを買う予定なら不要かもしれない。

ペットボトルホルダー

 こちらでは、マイボトルがとても普及していると感じる。出先のウォーターサーバーには、ごく普通に継ぎ足しの列ができている。でも、私は注ぎ足すときにぬれたり、汗をかいたりしたボトルをそのまま持つのが好きではない。

 貰い物のフリル付きハンカチをいつもボトルに巻いていたんだけど、ある日「水筒をがあなたの赤ちゃんみたいに見えるわ」と言われた。たぶんモノを大事にしているのね、みたいな意味だったんだろうけど、なんとなく、もっとシンプルなものがあるといいなと思った。

 なので、100均で買ったタオルハンカチを半分に折り、下半分をL字に縫い合わせて自作した。

筆ペン、鉛筆キャップ

 別に絶対に要るとは思わないけど、漢字やひらがなを書いてあげると喜ばれるなと思う場面がかなりあったので、筆ペンを一本持ってきてみた。

 鉛筆キャップは、あまりかわいらしいものを見かけなかったから安売りワゴンで見つけたものを買った。日常では鉛筆はいらないんだけど、DELEを受けるなら必要。