がんばるせろな(仮)

夫のバルセロナ留学についてきた30代女。コロナ禍のスペインで、何を考えどう過ごす?手探りだらけの滞在記録

エル・クラシコとコーラの話

 エル・クラシコ(El Clásico)とは、FCバルセロナレアル・マドリードの試合のこと。日本でもプロ野球阪神vs巨人戦を「伝統の一戦」と呼ぶように、地元民やサポーターのプライドがかかった、とてもアツい試合だ。関西出身なので、必要に応じて阪神でたとえることにした

 そんなエル・クラシコのチケットが取れたので、カンプノウ(Camp Nou)に観に行ってきた。サッカーどころかスポーツのことはさっぱりだけど、面白かったことを記録に残しておく。目次はこんな感じ。タイトル通り、時々コーラが登場します。

入場時&これまでの試合との違い

 実はカンプノウには何度か行ったことがある。これまではコロナの影響でキャパシティの4割くらいしか観客を入れられなかったため、自分たちの上下左右は無人で、市松模様のような席配置だった。混雑も特になく、すいすいと席までたどり着けた。その時の席の埋まり具合はこんな感じ。

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 今回は入場制限が緩和されたため、これまでみたことがないほどの大入り。警備も厳重で、入場ゲートでのチケット確認と持ち物検査がかなり混んでいた。水や危険物になりそうなものを持っていないか厳しくチェックされる。ボディチェックもあった。

 飲食物の売店も営業していて、せっかくだからとコーラとホットドッグを買ってみたんだけど、ペットボトルのふたはその場で開けられ、回収されてしまった。液体入りのペットボトルをふたが閉まった状態で投げた危ないからかな。でも、蓋がないってわかっていたら水にしておいたのに…

圧巻のイムノ

 席を見つけたら間もなく試合開始。カンプノウでは、試合の前と後にイムノ(Himno:賛美歌や聖歌という意味で、チームアンセムのこと。六甲おろしみたいな感じ?)が流れる。開始前のイムノはサポーターも歌う。

 各座席には、イムノの歌詞カードが置かれていた。席の位置によって赤や青など裏面の色が違い、これを教科書の音読のように目の前に掲げて歌うことで、自動的にマスゲーム状態になる仕組み。臙脂と青がバルセロナのチームカラーなので、スタジアムがバルサ色に染まる瞬間だ。イムノの歌詞に"som la gent blau-granaカタルーニャ語で「私たちは青・臙脂の人々」)"とある通り、臙脂と青(ブラウグラナ)の一員になれる。※カタルーニャ語スペイン語はグーグル翻訳と辞書、スペイン語→日本語は直訳。「ブラウグラナ」だけで、FCバルセロナや、そのサポーターという意味もあると思う

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左:満席近い状態でのイムノ、右:別の日、すいている時間の座席

 イムノが始まった時、私は両手にふたのないコーラを持って途方にくれていたのだけど、サポーターたちの声援がすごくて、手の中のコーラが震えていたのに衝撃を受けた。ライブにいって音圧で体がビリビリすることはあったし、空気が揺れるという感覚も知っていたけど、飲み物も震えるなんて思いもよらず驚いた。たぶんここでコーラの炭酸が少し抜けたと思う。

バルサファンの反応

 カンプノウバルサのホームスタジアムなので、周りは大多数がバルサファン。相手チームがボールを持っているだけでブーイングし、納得いかないことがあれば全身で抗議する。チャンスをものにできなければスタジアムじゅうがため息をつくし、得点にならなくてもいいプレイなら拍手を送る。喜怒哀楽がわかりやすいから親しみがわく。試合の内容がわからない素人でも、なんとなく流れを察することができて楽しい。

 しかし、期待の裏返しなのか、見切りをつけるのも早い!この日は1-2で負けたのだけど、後半、流れが悪くなったあたりで早々に帰る人が何人もいたし、イムノの歌詞カードを紙飛行機にして投げているのも何度か見た。「バルサは今年は良くない。負け試合にお金は出したくない」とはっきり言う人もいて、良くも悪くも厳しい。実際、今回はチケットがぎりぎりまで売れ残っていたし。

 そんなアツい人たちとトラブルになったら困るな…と早い段階で思い、コーラはこぼす前に急いで飲んでしまった。飲みきるまでの間、ボトルが倒れないか気が気ではなかったので、あまり試合内容を覚えていない。次があればコーラは買わない。

結論:エル・クラシコは楽しい

 今まで見た数試合の中で、間違いなく一番熱量があり、楽しめた。試合としてももちろん面白いし、お祭り的な楽しさもあるかもしれない。新しい土地で地元の人たちと熱狂を分かち合う一体感には、何にも代えがたい価値がある。

 ついでに、飲み物を買うなら、蓋がなくてもまずくならず、こぼしても問題になりにくい飲み物を選びたい。帰りはバスやタクシーが混むので、複数の帰路を想定しておくとスムーズ。席と時間によっては日差しがきついので、帰ったらすぐスポーツドリンクを飲めるようにしておくとなおいい。

TIEを無事受け取れた話

 以前、おっかなびっくりで申請したTIE (Tarjeta de Identidad de Extranjero)を無事受け取れたので、一応記録。あっさりしすぎていて書くことがあまりない。

 申請時の記事はこちら↓

 受け取り場所は、申請時と同じ警察署。一回行ったことがあるので今度は迷うこともなく、気楽だった。持参物は、パスポートと、申請時にもらった受領証?引き換え票?みたいな紙の2つ。

 受け取りには予約はいらないけど、9時から10時の間か、13時から14時までの間の計2時間しかチャンスがないので注意。入り口で一瞬止められるが「TIEの受け取りに来ました」と言うか、引き換え票を見せれば通れる。番号札を自分で発券して待ってて、と言われたのでその通りにした。

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 13:36に警察署に到着して、5分くらい待ち、出てきたのは14:00ごろ。

 受け取り自体は難しいことはなく、持参したパスポートと引き換え票を渡して、指紋の照合をするくらいのものだった。よかった!

 実は、コピー屋さんにパスポートのコピーを取ってもらったときに白黒しか選択肢がなくて、大事な書類なのにいいのかな?と思っていたんだけど、コピー屋さん曰く「公文書のカラーコピーはできない(違法だから?)」とのことだったのでメモしておく。

 

 振り返ると、8月に予約を取り、9月に申請し、10月に受け取り…でまる3ヶ月かかっている。私のビザが有効なのは90日間だけということを考えると、入国後すぐ手続きを始めてもギリギリ。そして、他の人の話を聞く限り、期限に間に合うように手続きが終わるのはかなりラッキーな部類かもしれない。

スペイン、何持ってく?④衣類と総括

 荷造りシリーズ④衣類。これは言いたいことが多いのと、項目ごとではなくて評価ごとにまとめた方が良いと思ったので独立記事にした。そのあと、全4回の総括もしようと思う。マトリックスはこちら。

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もってきてよかったもの

 ①お気に入りの服(白以外※後述)。日本では流行おくれでも、気に入って堂々と着ていれば誰も気にしない。もちろん、過激なメッセージ性のある服なんかは別。

 ②肌着。当面は着慣れたものが良いと思う。洗濯のペースにもよるけど、1週間分あれば足りそう。エアリズムやヒートテックは日本で買ったほうが少し安いと思う。

 ③メガネ類。顔の形が合わない可能性が高いから、持ってきたほうがいい。サングラスは1ユーロ〜と激安で見つかるけど、つるが長すぎてずり落ちるのであきらめた…ということが何度もある。

 ④洗濯ネット。サイズ違いであるといい。こちらの洗濯機は長時間コースの叩き洗いなので、衣類を守るのに役立つ。何年も使っている洗濯ネットがたった3カ月でのびて裂けそうになってきているので、ネットなしだと服が傷みやすそう。一応こちらでも買えるけど、100均のものとくらべるとほんの少し高いし、かわいいデザインも少ない。荷造りの時に服の小分け袋として持ってくれば良いと思う。

もってこなくてよかったもの

 お気に入りの服(白)。水に含まれるカルキのせいで、黒ずみが避けられないから。白い服は黒ずむ前提でいないと悲しくなる。毎回クリーニングに出せばいいのか…?

基本的にいらないもの

 衣類・靴・バッグ等は、こちらで買える。ZARAやMANGOなど有名なブランドがたくさんあり、サイズ、カラーバリエーション、デザイン、価格帯も幅広い。

 このあたりのブランドの服は、日本では「テロテロの生地の服だなぁ」という印象をもっていたけど、今は洗濯物を外干しできないので、短時間の乾燥で乾いてくれるのがありがたい。ユニクロのTシャツは、生地がしっかりしているからこれにしよう!と選んだものほど乾きにくくて切ない。

 水着はこちらのほうが選択肢があると思う。派手めなデザインが多いから、絶対におとなしめのがいい!という人は日本から持ってきても良いとは思う。

番外編 夫の意見

 肌着だけは持ってきたほうがいい!とのこと。シャツの下に何も着ない人が結構多くて、探しづらいらしい。たしかにシャツの前立てから胸毛がコンニチハしてる人を時々見る。

総括

・持ってきたほうがいい:国外で手に入らないもの、お気に入りの服や食べ物、マイ箸

・あるといい(個人的な推し):ラップと洗濯ネット、肌着

・基本的にいらない:衣類や医薬品、衛生用品。ほぼ同水準のものがこちらで買える

 

↓過去の関連記事

スペインに何持ってく?③なくて大丈夫なものたち

 荷造りシリーズ③現地調達でよい=持ってこなくていいもの。マトリックスはこちら。

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 このジャンルは美容グッズと衛生用品が多い。

アルコールジェル、マスク、体温計

 コロナ対策アイテムは、大切だけど、そんなにたくさんはいらないと思う。

 体温計は6ユーロ~で買えるから日本より安いし(婦人体温計はわからない)、いくつかの建物では入構時に「FPP2以上のマスク着用」を要求されることもある。FPP2が何かはこちらに来るまで知らなかったんだけど、こういう規格のマスクのことみたい。

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FFP2,KN95マスクと、「要マスク、できればFPP2」という案内文。表記揺れの理由は謎。

 構造的に密閉度の高いものなんだと思う。フィルターが何枚あるかとか、結構細かく書いてある。KN95というもっと防御力の高いものが求められることもあるらしい。

 日本だとマスクの素材がよく話題にあがっていたけど、一定の規格が求められる場面があると知って、こちらのルールに合ったものを買う方が良いと思った。

生理用品

 少し持ってきてこちらで買い足すかたちで問題ないと思う。質が悪いとも思わないし種類も多い。長期滞在の場合は特に、滞在期間分全部持ってくるのは難しいから、どこかで慣れなくちゃいけないし。

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 ただ、すべてに言えることだけど、肌荒れするとか、アレルギーがあるとかの場合は体質に合うものや慣れたものを使ったほうがいい。

トートバッグ、マイバッグ

 レジ袋は基本的に有料なので、マイバッグのような薄手のバッグが大活躍する。こういう感じのやつ。

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100均でも買えると思うけど、野菜や飲み物をたくさん入れるのは不安。もう少ししっかりしたつくりのものが3ユーロくらいで売られているので、絶対に日本で買っていくべし!とは思わない。

ボールペン

 日本の文房具は最強!というのはよく聞く話で、そこに異論はない。消せるボールペンが好きで何本も持ってきたんだけど、最初の1カ月くらいで全部なくなってしまい、こだわるのはやめた。ノートは日本のものと違いすぎて「あったらいい」に分類したけど、ペンについては色分けとかもあまりしないし、書ければいいや!派。

 青の油性ボールペンを使っている人が多い。次が鉛筆やシャープペンで、黒のボールペン派はクラスメイトにはあんまりいない。ノートをカラフルにしたい人にはつらいかもしれない。

プリンタ、スキャナ

 街なかにCopistería(印刷・コピー屋さん)があり、データを送って印刷してもらったり、パスポート等のコピーを頼んだりできる。気軽にたくさん印刷したい場合はプリンタを買ってもいい。機能にもよるけど、そんなに高くない。

 日本で買ったコンパクトなワイヤレスプリンタを持ってきたはいいけど、インクの規格が合わないかもしれず、持ってくる意味はなかったなと思っている。

体重計

 体重をはかるだけなら、20ユーロ以内でそこそこオシャレなものが買えた。薬局によっては自由に使える体重計か体組成計があるので、それでよければ買わなくてもいい。ちなみに電池はちょっと高い

歯磨き粉

 歯ブラシは微妙だけど、歯磨き粉に大きな問題は感じていない。使っているうちに泡が青くなるものがある視覚的にしんどいのでそれはもうリピートすることはないけど、使用感自体はごく普通。

掃除グッズ、バスグッズ、入浴剤

 掃除グッズやバスグッズは恐ろしく種類が豊富だし、別に高くもないので、特段悩みがなければこちらで買えば楽しいと思う。日本の軟水用シャンプー等は硬水では泡立ちがよくないかも。入浴剤は、そもそも浴槽がない物件だと使いようがない。

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化粧品

 気に入っているものは持ってきて間違いないけど、知らないメーカーのものを試してみるのも一興。日本市場向けじゃないから肌荒れする!とか、日本人向けじゃないと似合わない!という考え方は、私はしない。合わないときは合わない、それだけ。

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どちらも5~8ユーロくらいで買ったけどかなり使えている

袋麺

 アジアンマーケットで一袋1ユーロ以下なので、割と気軽に買える。カレールウより圧倒的に安いと思う。味も日本でみたことがないような種類があったりして楽しい。

折り畳み傘

 10ユーロ以下で、そこそこかわいくてちゃんと使えるものが買える。バルセロナは夏は雨が少ないから、夏に到着するなら傘の優先度は高くないと思う。傘を入れるスペースがあるなら、ラップを入れたいところ。

 ※レース等凝ったデザインの折り畳み日傘を使いたい場合は持ってきてもいいかも。日光浴を求めてバルセロナに来る人が多く、日傘の需要が日本ほどなさそうなので、好みのものがないかもしれない。晴雨兼用の真っ黒い傘ならお手頃価格で一度みたことがあるけど、オシャレなのは記憶にない。

 

↓同シリーズの記事はこちら

スペインに何持ってく?②あればよかったもの

 荷造りシリーズ②持ってこなかったけど、今はほしいと思っているもの。要するに「あれ持ってきたらよかったな」なものたち。

 マトリックスを再掲。このジャンルは意外と食品系が多い日本食がなくても平気な私でこれなので、日本食が恋しい人が同じ表を作ったら大変なことになりそう。

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 ※今回は手元にないものの話や、商品の質や価格に対する一方的な不満を含む内容になるので、写真はほぼなし。

サランラップクレラップ

 これが圧倒的第1位。恋しすぎて商品名で言う。

 ヨーロッパは添加物や防腐剤の使用量に厳しいらしい。それもあってか、食品は軒並みとっても足がはやい。

 なのに、ラップが…。薄い緑色をしていたり、くっつきにくかったり、切れなかったり…痛しかゆしどころか、思い通りに使えない。アマゾンの荷物が届く時のシュリンクを薄くした感じにほど近い。切ろうとしても切れないというか、伸びばしてちぎる感覚で、海藻サラダみたいだなぁ…と思う(呑気なことを言っているけど、夫はこれで何度か指を切っている)

 無理にこの気持ちを説明するなら、「これをパンツとして履いてください」と言われて腰蓑を渡される感じ…?腰蓑には腰蓑の良さがあるにしても、フィット感△、肌触り△、色も違うかも…という意味ではパンツではない。そんな感じで「うーん惜しい」と言いたくなるコレジャナイ感。きっと伝わらないと思うけど、期待と現実のすれ違いが悲しいアイテムだということはしつこく書いておきたい。

 ゴミ削減やリサイクル、リユースにも真面目に取り組んでいる地域なので、ラップよりジップロックやタッパーが優勢なのかなあ。だとしても使い心地が切なすぎる。

スッキリ系目薬

 疲れ目に効くような、スーッとする目薬が見つけられないでいる。片目だけ視力が悪くてモヤモヤするので日本ではよく目薬をさしていたんだけど。

 コンタクト用と花粉症用は、私は使わないのでよくわからない。

冷えピタ、アイスノン

 似たようなものはあるのかもしれないけど、どこで売ってるか知らない。普段はなくてもいいんだけど、熱っぽいなとか風邪気味だなというときに「これで一晩様子見しようかな」作戦ができないのが気になる。かといって、アイスノンを日本から持ち込むのも大仰なので、冷えピタがあればいいかな。

味覇、カレールウ

 味覇(ウェイパァ)は、赤い缶かチューブに入った、中華風鶏ガラスープの素のこと。これも商品名を出す。たしか、ふたにおじさんの笑顔が書いてある。実家でも我が家でも、チャーハンや中華スープを作る時にヘビーユースしているのだけど、これをこちらのアジアンマーケットで買おうとすると20ユーロくらいするらしい(夫談)。サイズにもよるけど、多分日本の倍くらいかなと思うと買う気になれない。

 カレールウも結構高くて、ひと箱3~5ユーロは当たり前。料理の持ち寄りでリクエストされることもあるし、カレー好きの夫曰く、よく見るのはS&B製ブランドばかりらしいので、他社のものを何箱か持ってきておいても良かったかもしれない。

お箸、菜箸

 当然アジアンマーケットにはあるんだけど、あえて買いたいかといわれたら悩むくらいの値段。なのでお箸なしの生活をしている。袋麺は高くはないのでたまに食べるんだけど、ラーメン食べるときはお箸がほしいな~と思ったりする。

 大して荷物にならないんだから、マイ箸は持ってきて損はなかったと思う。割りばしよりは、何度も使えるやつ優先で。もちろん割りばしもあったらいいと思うけど。

出汁、みそ汁、お茶

 これは持ってこなかったというか、出発前にお餞別としてたくさんいただいたので買う必要がなかったものたち。あれば助かるけど、一応今上に挙げたものよりは手ごろな値段で買えるので、スーツケースの片側全部出汁です!みたいなことまでは考えなくて良い気がする。

炊飯器

 これも、大家さんがピソに備え付けておいてくれたので、自分では買っていないけど、もしなかったらほしくなっていたと思うもの。

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 日本の炊飯器の外国語版なので使い方が基本的に一緒。若干水の量の差はあるものの、ほぼ日本と同じように炊ける。鍋で炊いている友人もいるけど、鍋の面倒を見なくてもいいのはやっぱり楽。出国後の免税店でヨーロッパ仕様のものを買ったり、こちらで現地調達すれば水回りで変圧器を使うリスクがなくなる

 「日本のものが欲しい」か「現地調達でOK」かで悩んだけど、日本メーカーの使い慣れた感が自分の中で優勢なので「日本のものが欲しい」に含めた。

 なぜか大家さんが寿司桶もつけてくれたけど、それはまだ使っていない。こないだお寿司をスーパーで買って食べたらとても残念だったので(別記事を予定)、本気で食べたくなったら使うかも。

これらを踏まえて

 海外に長期で行かれる方にお餞別を差し上げるとしたら、私はラップに熨斗紙巻きます(偏った個人の意見です)。たぶん、優しくてまともな思考の方々から出汁やみそ汁やお茶をもらうはずなので。なんで?って顔されても、3回までならトトロのかんた君みたいに「ん!」ってする。

番外編 夫が欲しいもの

 カレールウ(S&B以外)と、レトルトパウチのキーマカレーカップ麺、蒸気でアイマスク。渡航時は優先度が低かったけど、定期的に買うとなると高い食品系が多く、傾向が似ていて笑ってしまった。

 

↓前回記事はこちら

スペインに何持ってく?①あってよかったもの

 スペイン渡航で悩んだことのひとつが荷造り。私は日本食がなくても割と平気だし、深刻なアレルギーもないけど、それでも「これは日本から持ってきたらよかったな」「これは持ってきておいてよかったな」と思うものが結構あるので、そのあたりを振り返ろうと思う。マトリックスを書いてみた。

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 自分の傾向を知りたいと思ってざっくり分類し、色分けした。衣類に関しては思うことが多すぎて、水色の枠内にまとめた。

 かなりのボリュームになりそうなので、複数回に分ける。予定としては①持ってきてよかったもの(右上)②日本から持ってきたいもの(右下)③現地調達でよかったもの(左半分)④衣類(中央)と総括の順で、ゆっくり書いていくつもり。季節ごとに振り返ったり追記したりするかもなので、ゆるっとシリーズ化するかも。

 今回は①持ってきてよかったもの。表を拡大するとこんな感じ。

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日本語の本

 これは持ってくるしかなかった。スペイン語の辞書や教材、文庫本は、こちらでは手に入らない。飛行機の預け入れ荷物に重量制限があるので、電子書籍やネットでは不十分だと思うものだけ。スペイン語の辞書や参考書、学生時代に挫折した教科書と、文庫本2冊に絞った。その中で特にヘビーユースしているのがこの2冊。

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 辞書は大きさと見やすさのバランスで選んだ。でもかなり頻繁に使うので、語数や評価等ちゃんと考えて買えばよかったかも。

 スペイン語文法ハンドブックは、本当にあってよかった一冊。スペイン語スペイン語を学ぶ、というと聞こえはいいけど、それで理解の解像度が高くなるわけではない。初学者なら特に、日本語の説明に救われることもある。聞きたいと思ったことは大体書いてあるので、予習復習にも使える。

ノート

 アナログ派なのでノートは必須アイテム。こちらのノートはでかくて重くて高い(教科書も)。この大きさゆえに、勉強に使うようなものは安くても3ユーロからで、ちょっとかわいいものだと10ユーロを超えたりするので、気軽に買えないでいる。

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 これより小さいもので選択肢が多いのは、手帳サイズ。その中間のサイズはあったりなかったりで、日本の大学ノートに相当するものはまだ見たことがない。

 そういえば、鉛筆やボールペンでグリグリ書く人が多いわりに、まだ下敷きも見かけたことがない。クラスメイトにも下敷きを指して「それ暑い日にあおぐやつ?」と聞かれた。間違ってはいないけど。

ヘッドの小さい歯ブラシと室内履き

 いろんな先達からあったほうがいいと聞いていた2点。素直にアドバイスに感謝。

 こちらの歯ブラシはヘッドがとても大きい。日本の歯ブラシのヘッドを小指くらいだとすると、こちらのは親指くらいあり、慣れない感覚でソワソワするのと、細かいところまで磨けているか不安になる。

 室内履きは、裏が柔らかい布や革張りの静かに歩けるタイプが少なく、割高感がある。無印とかユニクロで10~15ユーロくらいかな。我が家は土足NGにする方針は決まっていたので、それぞれ気に入ったものを持参した。飛行機で履くかな~と思って機内持ち込み荷物に入れたけど、飛行機がすいていて充分くつろげたから、取り出さなかった。

常備薬・貼り薬

 スペインは薬局が多くて、薬が買えなくて困るということはなさそう(漢方などの東洋医学は別)。でも、具合が悪い時に病状を説明したり、薬箱の説明を読むのは骨が折れる。使い慣れた薬があれば、何も心配せず休む態勢に入れるので安心。風邪のひきはじめによく飲む漢方薬と胃薬、頭痛薬、サロンパスはひと箱ずつ持ってきた。

 人によっては、外国人用の薬は処方量が多くて効きすぎる…ということもあるらしい。私にはあんまり違いがわからない。

100均の水筒

 バルセロナは硬水地域で水がおいしくないと言われている。味にこだわりはないのだけど、硬水でおなかを壊すと困るので、飲用水は買うことにしている。6~8ℓ入りの大きなペットボトルを買ってきて、水筒に小分けにして持ち歩けば、わずかながら節約になるし。

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 こちらで水筒を探すと8ユーロくらいの重そうなものが多い上に、手荷物検査が厳しい場所だと「液体は水筒ごと捨てろ」と言われることもある。100円のものだと割り切って捨てられるし、一応食洗機で洗えるので、荷物に入れていてよかった。

充電グッズ

 これは、あってよかったけどたくさんはいらないもの。電気代が非常に高いらしく、なんでもコンセントにさしっぱなし…とはできない。持ってきすぎると使いすぎると思う。

 スマホやパソコンはコンセントの形さえ合えば変圧器がいらないものが多いので、私はコンセントの形を合わせるコネクタ2つだけ使っている。これだけだと4~500円だったと思う。変圧器と電源タップも1つずつ持ってきたけど、使っていない。

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 白いのはiPhoneの充電器。コンセントが大きくて、差込口が丸くくぼんでいるので、ぐらぐらしなくて安心。

 

番外編 夫の「持ってきてよかったもの」

 意外な回答だった。この2点。

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 確かに、肩こりに特化したマッサージグッズはあまり見ない気がする。ヨガやピラティス、ストレッチに使うようなものなら割と売っているけど…。蒸気のでるアイマスクとか、リラックスアイテムはあってもいいのかもしれない。

 

↓飛行機に関する過去記事はこちら

バルセロナは「英語が通じる」?感想3つと結論

 バルセロナは観光客慣れしているし、英語でも大丈夫だよ!という話を、渡航前に何人かから聞いた。そして、生活してみて、今のところ「英語が通じる」は半分あたりで、半分はずれだと思っている。具体的にはこんな感じ。

  • 聞ける、話せる人は多い
  • 返事が現地語のみなのは、あるある
  • やりとりを打ち切られることは少ない
  • 自分の努力も必要

聞ける、話せる人は日本より多そう

 私の生活拠点がバルセロナ市街の中心部だからというのもあるだろう。観光客が多くて場慣れしているから、メジャーな観光地で「英語できないの」と言われて困るということはあまりない。単語を並べて指さすだけでも、買い物はできる。数日滞在するだけなら必要な表現もさほど多くないし、困ることは少ない。英語で話しかけるだけで逃げられるということはほぼなかった。

返事がスペイン語カタルーニャ語のみなのは、あるある

 英語が話せるといっても、スペイン語で話す時と比べれば、もらえる情報は減る傾向にある。スペイン語カタルーニャ語でしか返事をしてくれない人も結構いる。

 役所や契約関係の問い合わせはこのパターンが多くて、何度英語で書いても、「スペイン語はまだ勉強中だから英語で返事が欲しいです」とスペイン語で書いても、一言も英語が混ざっていないメールが返ってくる。一応簡単に書いてくれているとは思うけど、お互いの言語での応酬が続くので、最近ちょっと面白いなと感じるようになった。慣れって怖い。

 長期滞在者向けの相談内容だから英語需要があまりない…とか、母国語以外でやりとりしたせいで誤解を招いたら困る…というTPOもあるだろうから、仕方ない。

 あえてスペイン語カタルーニャ語でメールを書くと、めちゃくちゃ返事が早いし、親切。特に挨拶だけでもカタルーニャ語で書いた場合、手のひら返しとしか言えないくらい優しくしてくれる。私も地元の方言で話しかけられると「おっ」と思うクチなので、こういうところはとても共感できるし、ちょっと可愛いと思う。

 日本でも同じようなことがあると思う。日本語があまりわからないという人から英語でメールが来て、英語と日本語で返事をするとしたら、日本語の部分は少しシンプルに書くだろう。結果、親切心からとはいえ、ちょっとそっけない文面になるし、英語を考える分時間もかかる。でも、少しでも日本語が通じそうなメールがきたら、普通に、丁寧に返事を書ける。なので、私個人としてはこれはとてもよくわかるし、お国柄と単純に言い切れない気がしている。

コミュニケーションが打ち切られることは少ない

 これまでに「ごめん英語がわからなくて…」と言って会話が終わってしまったのは1人だけ。モンセラットの登山ルートの、狭い場所ですれ違った人だった。後ろに人がいたし、翻訳アプリを使おうにも、電波もあまり良くなかったように思う。

 これまでのところ、翻訳アプリが使える場所でなら、どんな形であれ、とりあえず意思疎通はできることが多い。立ち去らずになんとかしようとしてくれる人には、今までたくさん出会った。

結論:自分の努力も必要

 というわけで、英語は言えばわかってくれるけど、分かりやすい返事が英語でくるとは限らない…というのが現時点での感想。だから、「英語が通じる」は半分あたり、半分はずれというわけ。

 意思疎通は一応できているけど、今のところだいたい相手のおかげ。しばらくここに住む以上、文句を言うのは、スペイン語カタルーニャ語をもう少し頑張ってからでもいいかな…と思っている。友人知人の話を聞く限り、たぶんだけど、言葉がわかるようになったら、それはそれで本格的に物申したいことがでてくる気がする。