がんばるせろな(仮)

夫のバルセロナ留学についてきた30代。コロナ禍のスペインをじたばた生きてます

DELE C1 合格できました

 先月、DELE C1の結果が届いた。5月12,13日に受けた試験の結果が8月2日にメールで届いた(確か8月1日にはウェブサイトのマイページから見られるようになっていた)。まあ、もうこのスピード感には慣れた。

 この間に日本に戻ってきたり職を探したりと色々あったので記憶が薄れてきているけど、集大成として振り返りを。

 目次はこんな感じ。

  • 手ごたえと結果のすり合わせ
  • ポンペウファブラ大学の受検環境
  • 特に役立った学習手段3つ
  • 今後のスペイン語学習

左からざっくり読み・書き・聞き・話しの得点。やはり書きが低評価。

 Grupo1が読み・書き、Grupo2が聞き・話しの得点。各25点満点×4分野=100点満点だけど、合格にはGrupo1とGrupo2のそれぞれが6割以上=30点以上でないといけない。つまり、すっごいギリギリすべりこみだった。でも合格は合格。

結果と手ごたえのすり合わせ

リーディング

 6割=15点は予想通り。C1は語彙のレベルがぐっと上がり、難しい単語をまた別の難しい単語に置き換えた出題がされる。B2まではひとつの概念に対して簡単な言い方と難しめの言い方を1つずつ知っていれば何とかなったけど、C1はもっと引き出しを増やさないと歯が立たない。

 それと、文章量や問題の量が増えるので、自分の読む速さや考える速さを知っておかないと詰む

ライティング

 相変わらず低評価。B2でも得点が6割に乗らず、語学学校の先生に作文を何度も見てもらった。「この出来で6割未満ってことはないと思うんだけどなぁ」という反応ばかりだったのに、今回もやっぱり6割に届かず。たくさん訂正しながら書くのがいけないのか、語数制限をはみ出したのか、ミスがちりつもで山になったのか…心当たりはいろいろあれど、どれがクリティカルな理由なのかはわからないのがつらいところ。

 ただ、書いたものを評価してもらう機会はバルセロナ生活の中では圧倒的に少なかったので、アウトプットが悪いということ自体は不思議ではない。

リスニング

 思ったより取れていた。こちらも6割=15点くらいかなと思っていた。あてずっぽうの運も上乗せされている気がするので、これに関してはあまり振り返ることがない。

スピーキング

 これは会心の出来だった。かなり時間もお金もかけて本格的に対策したので。DELEの口頭試験の試験官資格を持っている先生にオンライン教室で集中対策してもらった。厳しいと評判の先生にしごいてもらったとはいえ、満点近い結果には驚き。

 

ポンペウファブラ大学(UPF)の受検環境

 こちらはDELE受検仲間から以前聞いた通り、音響がとてもよかった。トイレは微妙だし休憩時間を過ごすのに良い場所もないけど、クリアな音が聞けるのは大きい。

UPFの構内。広々としていて、新しめ。

 一方、口頭試験は待合室がなく、吹きさらしの渡り廊下での待機。この日は霰だか雹だかが激しく降った日で冷え込みが強く、他の受験生と震えながら待っていた。

吹きさらしの廊下と、雪のように積もった霰(雹?)

特に役立った学習手段3つ

参考書2点

 DELE受検と言えば!な二大参考書、Edelsaと時計の本(cronómetro)。Edelsaをメインにして、クロノメトロは時間感覚をつかむ+作文の課題が足りなくなった時にだけ使った。C1に限って言えばEdelsaは本番よりぬるめかも。当日「思ってた難しさとちがう…」ってなった。

オンラインスペイン語教室

 スパニッシュ・オンラインというところで、約1カ月、週1~2時間のペースでしごいて頂いた。何人もの先生にお世話になった中で、厳しいスピーキング指導に定評のあるメキシコ人の先生がとても私に合っていた。心が折れた日もあったけど、ダメ出しをはっきりしてくれる方が、期日も目標も決まっているDELEの世界ではありがたい

 授業料がお手頃なのでこの会社を選んだけど、この先生は評価が高いゆえに授業単価が高く、結果的に予算を超えて、DELEのスペインでの受検料よりちょっと多いくらいのお支払いをした。お値段以上の結果が出たので大満足ではある。単価が低い先生だと期待通りの授業をしてくれないこともあり、本気でやるならお金と時間をかけるべき瞬間もあると学んだ。今気づいたけど、MBA留学もそういう考えで決めたんだったなぁ。とっくにわかって実践していたことを別の形で実感しなおすなんて、変な感じ。

今後のスペイン語学習

 当初の目標を達成し、日本に戻ってきたので、DELEは一旦終わりかな。今回はDELEにすべてのピークを合わせて勉強したから最大瞬間風速としてC1の合格点に届いただけで、これから実力は落ちていくはず。

 とはいえ、一度はスペイン語でいろんなことができるようになったので、多分一定のラインより下には落ちないか、落ちてもある程度のところまで戻すのは比較的楽にできると思う。10年ぶりでも自転車をこげるような感じに維持できたらいいかな。

 とにかく、無事目標に届いてよかった。今回ばかりはがんばりました。

 帰国しましたが、下書きや構想中の記事が結構あるので、今後ものんびりと不定期投稿する予定です。