がんばるせろな(仮)

夫のバルセロナ留学についてきた30代。コロナ禍のスペインをじたばた生きてます

コンビニ・ホームセンター・ファミレス

 スペイン語の初学者クラスで驚いたのが、花屋、魚屋、八百屋…といった、商店街にあるような専門店の種類が多いこと。金物屋、鍵屋、水道屋…なんかは日本にもあるけど、初学者クラスで一気に教わるとは思わず、ちょっとクラクラした。

 特に驚いたのは「コピー屋」。コピーをとってくれたり、各種印刷を引き受けてくれる。カジュアルなKinko'sみたいな感じ…?他にもお店の分類が細かく、しかもコンビニ的なお店がないので、ほしいものがある時はお店探しがまず大変

説明が難しかった日本のお店3種

 私が何をどこで買えるかわからないのと同じように、こちらはほぼ見かけなくて、そのせいでスペインの友人に説明するのが大変だったお店が少なくとも3種類あった。それがタイトルにあるコンビニ、ホムセン、ファミレス。こういう「広範なものが売られているチェーン店」を説明するのが非常に難しい

コンビニ

 コンビニには①食品②携帯の充電器やイヤホン③ペンやレターセットや履歴書④雑誌や漫画⑤緊急贈答用のお菓子⑥タバコ⑦コピー・印刷サービスなんかがあると思うけど、この番号を振ったものは、こちらではそれぞれ別のお店の担当。

 一応24時間営業のお店がスペインにもあり(スーパーも含め多くのお店は日曜休みなので)、おつまみや飲み物と、洗剤なんかの生活必需品を売っているんだけど、ここまで手広くはない。日曜祝日や深夜~早朝にはありがたい!という感じ。あ、でもこちらの「コンビニ的なお店」は、近場なら宅配をしてくれる場合があって頼もしい。

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コンビニ的なお店。24hと書いてあっても閉まっていたりする
ホームセンター

 インテリア専門店は時々見かけるけど、ホームセンターのように「だいたいなんでもありそう」なお店はあまり見かけない。強いて言えば、建材や植木、時にペットも扱っているIKEA、またはDIYのお店とかになるのかな…?というかホームセンターの守備範囲が広すぎるのか。

 アニメやフィクションが好きな子なので、ゾンビが出たら立てこもりたいサバイバル拠点として人気なんだよ!と教える気満々でいたんだけど、それを言えるほどのイメージが伝えられず断念した。

ファミリーレストラン

 ファミリー向けのレストランっていう意味でね…と話しはじめたところ、「ファミリー経営のレストランのこと?」と初歩的な言い間違いを心配された。たぶん、そのくらいピンと来ていなかった。

 ファミレスの難しい所は、いろんな種類の料理があるという説明では「例えばスシとフレンチとイタリアンが一緒に食べられるの?すごいね!」と本格的なものをイメージされてしまい、逆にカジュアルな料理で提供が早いと話すと「つまりファストフードってこと?」と両極端なイメージを与えてしまうこと。子供連れが行く外食=マクドナルドとかの典型的なファストフードという発想の人もいるので、これに関しては「行ったほうが早い気がする」と白旗をあげてしまった。

 たぶんどっちも間違いではない…んだけど、この二つのイメージを脳内で統合するのは難しいと思う。「世界のファストフードが食べられるのか!」と言われると、それはそれで違う気がして…。いや合ってるのかな…自分でも迷子になる。

思ったこと

 おそらく、私の知っている範囲の人は大規模チェーン店より小規模店に価値を見出す傾向があり、「そんなにあちこちに同じお店があってどうするの?」という感覚。たくさん同じコンビニがあって、同じ種類のペンを売っていて、どのお店にもお客が入るの…?という顔をされたけど、こちらも小規模店がいくつあろうと売れ筋商品はどこにでもあるので、そこらそんなに変わらないような気がする。

バルセロナのお店めぐり

 裏を返せば、バルセロナの小規模店は、売れ筋商品のラインナップこそ似ているけど、ちょっとずつテイストや品ぞろえが違う。

 本当に好きで徹底的に探したいものがある時は、時間をかけて小さな店をいくつもめぐるのが楽しい。気持ち的な敷居は高いけど、その分お店の人も詳しいことが多いので、親切に相談にのってくれる

 もちろん、あれこれ探し回った結果、どこにでもおいてある定番商品にたどり着いたり、日本の見慣れた商品を勧められたり、アマゾンで買ってしまうこともあるけど。