がんばるせろな(仮)

夫のバルセロナ留学についてきた30代。コロナ禍のスペインをじたばた生きてます

3回目のワクチンを受けてきた記録

 先日、3回目となる新型コロナのワクチンを受けられたのでその記録。

 予約5分、現地で5分、副反応の影響を感じなくなるまで5日予約した次の日に打てたので、1週間で全部終わった。流れはこんな感じ。

  • SMSに3回目接種のお知らせが。5分でオンライン予約完了
  • 大規模接種会場、滞在時間なんと5分
  • 副反応はしっかり。きついのは1~2日。完全復活までは5日。
  • 寝ながら考えたこと

SMSに3回目の案内。オンラインで予約完了

 カタルーニャの医療システムにめでたく登録されて(末尾に過去記事あり)しばらくたち、ふとSMSを見るとこんなメッセージが。

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 「3回目のワクチン、予約する?」という内容。で、添付のURLをタップすると右上のようなページに飛び、すぐに予約画面に進めた。

 ざっと見た感じ、CAP(地区ごとの公立病院みたいなところ)で受けるか、大規模接種会場で受けるか選べる。私は大規模会場を選んだ。CAPは本当にコロナに罹った人や他の病人が来るところなので、大規模接種会場の方が趣旨に合っていそうなのと、予約枠がたくさんあったから。

 観光地になっているサンパウ病院も会場になっていて、ちょっと気になった…けど、この時は周囲でコロナ感染報告が相次いでいたので、最速で予約がとれるエスパーニャ広場の展示場を選んだ。当日の夜の枠から予約が取れたけど、心の準備ができていなかったので翌日の午前にした。

 ちなみに、予約を取った後に「ワクチンはモデルナ製だよ」ということが分かった。事前に知る方法があるのかどうかは今のところわからない。

接種は5分で終了

 この会場は、以前コミケ的な催しが開かれていた場所(末尾に過去記事あり)。東京でいう、ビッグサイトとか国際フォーラムみたいなイメージ。

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 会場近くまでいくと「大規模接種会場はこちら」みたいな看板が立っていて、そこに向かって進んでいくと、なんと長蛇の列。

 だけど、親切にも最後尾の人が「予約アリの人はあっち!この列は予約したい人の待機列だよ」と教えてくれた。そして、指さされた「あっち」を見ると…どの場所のことかわからないくらい、誰もいなかった。

 入口でに予約票のバーコードを見せ、入場。全然混んでいないのに、柵でうねうねに仕切られた順路を追っていく。テーマパークの人気アトラクションが珍しく5分待ちの時、みたいな感じで、待たなさに逆に慌てる始末。

 受付ブースでは①予約票②TIE③Salutカード(保険証)の3点を見せた。TIEカードはIDを確認したくらいですぐ「もうしまってもいいですよ」といわれ、「この人はモデルナ3回目」というメモとSalutカードを持って先に進むように言われた。

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「モデルナ、三回目」のメモ。下の青いのは保険証

 その先はもう接種コーナー。衝立で仕切られたブースに2人いて、1人がワクチンをうち、もう1人が端末を使ってその場でシステムに接種情報を登録している感じだと思う。

 問診票も何もなし。腕を出したら即注射、そして「3回目接種は会場での15分待機はしなくていいので、すぐ帰れますよ」と言われたと思う。この日はスランプ真っただ中で、スペイン語なんか一言ぽっちもわかんないよォ!という自棄モードだったけど、一応2回聞き返した。そう言っていたと思うんだよね…。

 で、ブースを出てみてもやっぱり15分待機用の椅子が少なかったのと、すたすた帰っている人が多かったので、日本人の悪癖「右に倣え」ですたすた退場した。長々と書いたけど、入場して出てくるまで5分かかっていない。

 なのに、数日後にはワクチンパスポートにロットナンバー入りで3回目接種の記録が反映されていたのですごいなぁと感心した。

副反応で翌日は使い物にならず、完全復活には5日

 打った当日は「わぁ腕が上がらない」と思っていたくらいだったが、翌日は38.5度を超えて発熱し、セットでやってくる頭痛や節々の痛みに、数年ぶりに「インフルってこんな感じだったなぁ…」と思った。ありがたかったのは、Paracetamol(日本で言うカロナールみたいな薬)がよく効いたこと。

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 熱は2日後にはほぼ下がったけど、その週はずーっとぼんやり微熱があるような感じだったり、なんとなくだるかったり集中できなかったりした。どこまでが副反応で、どこまでが発熱の疲れなのかわからないけど、1,2回目と比べると今回は強烈だった気がする。

寝ながら考えていたこと

 「ワクチンの副反応でこれなら、本当にコロナになったらどうなってしまうんだ」ということをすごく考えた。

 CAPや医療機関に電話する機会があり、部分的に英語が通じても、スペイン語の方が得られる情報の質と量が圧倒的に良いなぁと思っていた。でも、不調の中で、そして身振り手振りなしでどのくらい話せるか…というのは楽観視できない部分があると思う。

 症状を伝えられないだけでなくて、NIEや保険証の番号、電話番号、生年月日、住所や郵便番号、ワクチン接種の日付…情報の大部分が数字なので、言っているうちに訳が分からなくなったり、自信がなくなってきたりもする。特にネイティブスピードでの復唱を聞くときは超ハードモード。

 もちろん覚悟のうえで来ているけど、日本でコロナに罹るのとはまた違う大変さが上乗せされるので、これらの情報は読み仮名つきのメモにまとめておいて、可能なら自分が不調の時に代わりにしゃべってくれる人を見つけておいた方がいいなぁと思った。

 それから、ふとワクチンパスポートを見ると接種記録欄が8回目のぶんまであったのでちょっとドキドキしている。一応作っておいたよ、くらいだと思うんだけど…

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8回目までの記入欄。緑のバーの中には接種した日付が入っている

 少しでも早くコロナが落ち着くといいなぁ。

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