クリスマスツリーの処分方法とバルセロナのゴミ事情
最近町をうろうろしていたら、こんなものがあった。
クリスマスツリーの回収拠点(たぶん)
朝9時くらいにこの状態で見かけて、10時くらいには回収されていた。回収後どうなるかはわからないが、大物の回収地点があるんだなぁ…と思った。
日本だと大物ではなければ、縁起物はお炊き上げに出すイメージがある。私の周囲だと生の木をツリーにしている人は思い浮かばない。なので、クリスマスツリーの処分方法は考えたことがなかった。
土がついていて重心が偏っているから、ほかのゴミと一緒にするとまずそう…。専用の回収経路があるのは納得。
バルセロナのゴミ出しシステム
ちなみに、普段のバルセロナのゴミ捨て場はこんな感じ。
道端に大きめのゴミコンテナが置いてあって、24時間捨てられる。ゴミ箱は分類によって一般、生ごみ、ガラス、紙、プラスチックの5種類に分かれていて、ゴミ収集車が随時回収にまわってくる。
でも、なんでも捨てられるわけではなくて、例えば服や粗大ごみはダメ。
衣類等は必要な人の手に渡るようにゴミ箱の上においておくこともあるし、粗大ごみは決まった曜日に玄関前に出しておくことになっていたはず。といいつつ、便器がまるごと捨ててあるのを何回か見かけたりしたけど。
なんにせよ、おおむね24時間ゴミが出せて市が管理しているので、日付を守らないとかゴミ集積場の担当が大変で…といった個人間のトラブルは少ない印象。
けど、同時にバルセロナへの不満として真っ先にあがるのもゴミ問題だったりする。ゴミのにおいや、ゴミ箱まわりの汚れがとても目立つ。特に夏は、昼に暑さで臭ってくるのを避けるために朝のゴミ出しを避けるのがマナーと言われるほど。ついでに、ガラスごみ収集が夜中だととてもうるさい。
リサイクル意識は高い
ゴミまわりが汚いと書いたばかりだが、プラスチックや紙の消費削減への意識はとても高く、分別も念入りにしている。ケーキを買っても紙袋一枚、パンを買っても個包装ビニールには入れてくれない…ということも割とある。
量り売りの野菜を取る時は袋を使うし、スーパーでパンを買うときは使い捨て手袋をはめないといけない。このへんの使いっぷりは大胆なので、それはいいの?と思ったりもするけど、全体としてプラスチックが少ないなとは常に思う。
IKEAでバスタオルとゴミ箱を買って届けてもらったときは裸で玄関手渡し(ゴミ箱にタオルが入っている状態)で、アマゾンで本を買ったときはビニールなしでそのままボール紙の封筒に入っていた。売り物の外箱がつぶれていてもそのまま売られているし。ある意味潔い。
人間は慣れる生き物と言うべきか、先日インスタントのミルクティーを買ったらシュリンク包装やら小袋やらプラスチックがたくさんあって、つい写真を撮ってしまった。シュリンクされた本も「開けるの大変だな!」と思ったし、こっちに染まってきつつある気がする。