がんばるせろな(仮)

夫のバルセロナ留学についてきた30代女。コロナ禍のスペインで、何を考えどう過ごす?手探りだらけの滞在記録

TIEの初回申請、当日の流れ

 スペイン長期滞在の難敵「TIE=Tarjeta de Identidad de Extranjero」。手続きの予約をとるのも大変だし、時間がかかるのでしんどい。私もドキドキしながら初回申請に行ってきたので、記録しておく。スペインでは一般的にTIEをNIEと呼ぶことが多いと聞いたけど、ここではIDカードのことはTIE、個人番号のことはNIEで統一する

 ちなみに、スペイン語はほぼわからない。そして私自身は学生ビザではなく「学生の配偶者ビザ」みたいなので入国している。この場合、ビザにNIEが書かれていないので、そのことを説明する必要があった。ちなみに、予約も準備も自分でしたので一層怖い。

 

 まずは準備編。大事なことは3つ

  • 自分のビザにNIEがない場合は、事前に調べる
  • empadronamiento以外に、住所がわかる書類を準備する
  • 行く警察署の外観はグーグルマップで見ておく

次に、当日の流れを時系列で。

  • 9:38  警察署着
  • 10:08 署内へ
  • 10:40 呼び出し
  • 10:57 終わり 

 私がCITA(予約)をとれたのは、Santa Coloma de Gramenetの警察署。L1の終点・Fondoが最寄り駅で、カタルーニャ広場からは約30分だ。

f:id:kananuk:20210911071442j:image

9:38 警察署に到着

 日本の警察署や交番は独立した建物であることが多い。でも、ここの警察署は日本でいう商店街の中みたいなところにあった。看板も目立たない感じなので注意が必要だ。グーグルマップで入口の写真を見ていたのと、人の列ができていたのでわかった。

 入口で警察官にCITAの確認メールを見せると、名簿と照らし合わせた後、屋外の列で待つように言われた。20分前くらいなら入れてもらえるかも、と思ってこの時間に行ったけど、すでに私の前に2組並んでいた。

 見た限りでは、列は2種類。外国人用と、スペイン人用(の身分証明やパスポート関係)。なぜか担当の警察官が2人いて、それぞれ好きに並び直させるので大変そうだった。特にスペイン語がわかるスペイン人の列が…。

 警察官が建物の中にいて不在の時に「あなたが最後?」「なんの列?」と聞かれることがあったが、CITAの個人情報以外の部分を見せて乗り切った。

10:08 署内に入り、再び待機

 警察官が"¡Pasa!(入って)"と合図してくれたので、中へ。入ってすぐのところに番号札を出す機械があったけど、操作は警察官がしてくれた。

 f:id:kananuk:20210911071458j:image

 座る椅子を指定されるので、それに従う。椅子は横に3つ、縦に5列あった。コロナのせいで、原則的に各列1人しか座れないようテープが貼ってあった。グループで来ている人はテープの上から座ってたけど、要するに中で待てるのは5組まで。なので、この警察署では、早く来たから早く入れるというのは望み薄だ。

 椅子の正面にはテレビみたいな画面があり、呼び出し中の番号はそこに出る。写真を撮りたかったけど、稼働中の相談窓口まで写ってしまう構造だったのでやめた。

 ちなみに、番号札の最初のアルファベットで大まかな要件が分かれている。AはDNI(スペイン人の身分証明)、BとCはなくて、Dが外国人、Eがパスポート、Hが身分証の受け取り、LはおそらくDNI&パスポート。比率の問題か、誰が何の業務担当なのかが決まっているからか、Dで始まる番号は1人終わったらまた1人呼ばれて…という感じ。なので、中待合でも結構待った。

10:40 呼び出し、実際の手続き

 ようやく呼び出し。いろんな書類が必要だと言われていたので大事そうなものは一通り持って行ったけど、最終的に向こうの手元に残ったのはEX-17、TASAの支払い証明書&レシート、empadronamiento、パスポートのコピー(持参したコピーは使われなくて、その場でスキャンされた)、写真、あとはその場で提出する署名(これが券面に表示される)。

 保険の加入証明、アポスティーユつきの戸籍謄本やその翻訳、夫が出す予定の書類などは、コピーを持参したけど、ちょっと見ただけで返された。「本当に出さないでいいの?」と確認したけど、いらない感じのジェスチャーだった。多分、それは日本での話だとか、そんなことを言ってたと思うけど、自信はない。最後に渡された確認書には「下記のNIEを持っている人の配偶者である」旨書かれていたので、データ上の問題はなさそうだ。ただ、これらの書類が不要だとまでは思わない。

 持って行って命拾いしたと思ったものは2つ。

 ①私のNIEが書いてあるメールを印刷した紙これは、夫が事前に移民局(oficina de extranjería)に聞いてくれていた。学生ビザとは違い、配偶者ビザにはNIEが書かれていない。CITAをとるのに自分のNIEが必要だから、予約して警察にきている以上NIEは必ず知っている。でも、「ビザにNIEがないよ」って言われたらうまく説明できる自信がなかった。今回の担当者さんは見るなり「配偶者ビザね」と言ってくれたけど、一応「そうです、だからビザにNIEが書かれていませんが、移民局からのメールを持ってます」と説明したので話が早く進んだ。

 ②住所の記載がある住宅契約書。empadronamientoの住所のことでほかの職員さんと相談し始めたので少し困った。日本でいう何番地と何号みたいな部分がややこしかったか、データベースと書類の表記に齟齬があったかだと思う。なので、「住宅契約書も持ってます」と言って渡したら、解決したようだ。ただ、住所表記は最後まで「今から渡す書類ではこうなっているからね」という説明があり、なにか問題がないか心配ではある。

 ほかには、最初に「8月1日!」って言われて訳が分からなかったけど、これは今から申請するTIEの期限の確認だった。いきなり数字を言われると面食らう。

 指紋採取はさほど心配なかった。元から指紋が薄くて、アメリカ入国時に「指紋がうつらないから別室に行こう」と言われたことがあるので、かなりドキドキしていた。今回も苦労したけど、画面を一緒に見ながら「この部分がうつってない」「おでこの脂を指につけてもう一回」と細かく指示してくれたので助かった。両手の人差し指を3回ずつとった。

10:57 終わり

 手続き中はドキドキしっぱなしで、15分もかかったなんて思わなかった。10時の予約が1時間以内に終わったのだから御の字なんだけど、一番早い枠のCITAをとっていたら待ち時間がない分もっと早く終わったかもしれない。逆に、遅い時間のCITAだったら…もっと待っていた可能性もあるのかな?それとも、時間内に終わるように急いでくれたりするのだろうか。

 

 無事にいけば、引き取りは30日後。受け取りに来られる時間が午前と午後の1時間ずつしかないから、そこもちょっと大変かもしれない。うまくいっていますように。

 

 最後に、語学学校では習ってないけど知っておいてよかった表現

  • ¡Pasa! ー入って。自宅に誰か来た時に使える
  • ¡Mira!ー見て。ほら。画面や書類を見つつ説明を受けるので頻出