結局英語も頑張るしかないという話
実は学生時代スペイン語を第二外国語としてやっていた…はず…なんだけど、正直ほとんど覚えていない。いくつかの単語と、教科書に載っていた読み物のあらすじが頭の片隅にある程度。
でも、学生時代の勉強の仕方について、強烈に後悔し続けていることが2つある。
ひとつは、基礎をあまりに足早に終えてしまったこと。
学生時代の講義は、基礎的な語彙や発音などをあっという間に終えて、文法をどんどん進めていくようなスタイルだった。
長文精読の講義中、わからなくなった!と思ったときには、つまづいた場所ははるかかなた。もう、どこがわからないかもわからなかった。
だから、多少知っていることもあるとはいえ、absolute beginner、全くの初心者として学校に申し込んだ。
もうひとつは、スペイン語を英語に逐語訳して考えていたこと。
これは本当に地雷だった。少なくとも、文法を英語で学んでいない以上、私には合っていないやり方だった。
ざっくりとした分類で見ても、英語はゲルマン語の、スペイン語はラテン語の仲間で、思考のプロセスも文法も違う。
スペイン語の文を単語ごとに英語に置き換えていくと、単純な文ならどうにか意味はわかる。でも、ちょっと複雑になると崩壊してしまう。
英文を単語ごとに日本語に置き換えていっても意味が分からないやつ。グーグル翻訳に打ち込んでいくと、なぜか急に禅問答ができあがる、あれと同じだった。
だから、今回は英語に直してわかった気になってしまう癖を再発させるのは避けたかった。語学学校の授業が全部スペイン語で行われるのが頼もしかった。
さて。この2つの条件が合わさったらどうなるか。
初心者クラスは全員スペイン語が分からないからそこにいる。だから、クラスの共通言語はさしあたり、英語になる。スペイン語で説明されてわからないことは、先生ですら英語で言い換えてしまう。
そう。英語で考えるのは嫌だけど、英語でしかコミュニケーションをとれない世界に自分を放り込んでしまったのだ。なんという自縄自縛。
とはいえ、これは国外で学ぶ以上ある程度仕方ないことで、解決策は
- スペイン語が飛び交うクラスに上がれるよう頑張る
- 英語の特訓もできるボーナスタイムと思って頑張る
- 英語で考えるとどこを間違うのかから学び取る
の3択しかない気がするので、結局頑張るだけなのだけど。
学校自体はとても気に入っているので、ちょっとずつ前進していきたい。
語学学校を選ぶときに考えたこと(過去記事)