食感の玉手箱!コスタリカごはん”CHIFRIJO”を作ろう
最近教わり、その日から我が家のヘビロテメニューになった料理がある。コスタリカの「チフリホ(chifrijo)」。どうしてもこれについて語りたいのと、日本でもそれなりに再現できると思ったので、代用前提のレシピも後半で考えてみる。
文字色には自分なりのルールがあるのですが、コスタリカの美しい自然を勝手にイメージし、こんな色にしてみました
- チフリホ(CHIFRIJO)はコスタリカの料理
- 食感の玉手箱としか言いようのないおいしさ
- 基本の作り方
- 日本であるもので作るとしたら
CHIFRIJOはコスタリカの料理
夫のクラスメイト(コスタリカ出身)が「コスタリカのランチを作るよ。みんなで食べよう」と誘ってくれた。そこで出てきたのがこのチフリホ。
ご飯の上に野菜やアボカド、お肉を各自トッピングする形式で、おお中米っぽい食材ばかりだなぁと思っていたんだけど、驚きのおいしさだった。
持ち回りで自国のごはんをふるまう回は時々あったけど、全員が「おいしい!」と言った後ほぼ黙って完食し、黙っておかわりにいったのはたぶんこれが初めて。
食感の玉手箱としか言えないおいしさ
このおいしさをどう表現したらいいかしばらく考えた結果「味のバランスは言うまでもなく、いろんな食感がワンボウルで食べられる絶妙さ」が素晴らしいのだと思いいたった。
バスマティライスの柔らかさと香り高さ、野菜のシャキシャキ感、アボカドのなめらかさ、お肉のカリカリした感じ…を、コクとまろやかさを兼ね備えた豆の煮込み(チリコンカンみたいなもの)がうまくまとめている。気分は彦摩呂。
食感がたくさんあると脳が追い付かなさそうな気もするが、パフェに入っている白玉やコーンフレークがちょっと嬉しいのと似ていると個人的には思っている。
基本の作り方
写真に写っているチフリホの材料は以下の通り。
- バスマティライス(ジャスミンライス)
- Frijolesという豆の煮込み(フリホーレス、缶などで売っている)
- Chicharrónという揚げた豚肉(チチャロン。スペインではtorreznoともいう)
- 玉ねぎ、アボカド、トマト、パセリ、レモン(レモン汁)
- ナチョス
盛り付け自由なスタイルなので、量は適当で良い。
①バスマティライスはお米からの場合は人数分炊く。缶詰もある
②トマトと玉ねぎを1センチ角以下くらいの大きさに刻み、お好みでパセリをちぎり入れてレモン汁であえる(トマト:玉ねぎ:レモン=1個:1個:4分の1個くらい)。
③アボカドを好きな大きさに切っておく
④チチャロンを食べやすい大きさに切る
⑤フリホーレスを片手鍋などであたためる
⑥お米→豆→ほかのもの→ナチョスの順で盛り付けて終了。
日本で作るなら
おそらく日本のスーパーで探しにくいのは、難易度順に①チチャロン②フリホーレス③お米、かと思う。このうち、チチャロンとお米は代用可能だと思う。
チチャロンは平たく言うと揚げたベーコンみたいな感じなので、ちょっと厚みのあるベーコンを刻んでカリカリに炒めると充分それっぽい。カリカリのプロテインなら何でもよいと思うので、好きなもので自由に試せばいいと思う。
お米も、食感に影響するしタコライスっぽくなってしまうけど、日本のお米でやってもまあ雰囲気は維持できると思う。
逆に、代用が難しいのがフリホーレス。味のまとめ役が変わりすぎてしまうとさすがに別物になってしまうし、フリホーレスを自宅で作るのは結構手間。なので、通販などで缶詰を探すのが吉。チリコンカンの缶詰でも大丈夫だけど、探す手間は一緒かな…。中南米食品店やレストランがあれば、ひょっとしたらチチャロンも含め手に入ることがあるかも。
余談だけど、我が家では玉ねぎとトマトに加えるのはパセリではなくてパクチーになっている。口がさっぱりすればよいのと、ジャスミンライスともよく合うので。エスニックが好きならこのアレンジもおススメ。
それから、生玉ねぎの辛みが苦手な人は、玉ねぎを刻んだ後にレンチンすると少しマシになる。