なぜそこに小動物?
海外のスーパーに行くのは楽しい。「これ知ってる!」という発見も楽しいし、見たこともないブランドとか、考えたこともない用途のアイテムとか、想像力を総動員する感覚も楽しい。
ただ、そこで暮らすために日用品を買う、となると、何が何かわからないと困る。トイレ用洗剤とお風呂用洗剤とか。シャンプーとコンディショナーとか。柔軟剤と漂白剤とか。ある程度単語が分かるようになってきた今でも、パッケージを穴のあくほど眺めなければ迷うことがある。
その中でも、難易度が高いな!と思っているのが、実はトイレットペーパー。
私だけかもしれないけど、ウエットティッシュの容器に赤ちゃんの写真があったらおしりふきかな?と思うし、おむつに犬猫が載っていたらペット用かな?と思う。
スペインは犬が多いから、犬用のウンチ処理ペーパーだったりして…?と思ったりもした。でも、どうみてもペット用品コーナーではなくてトイレットペーパーコーナーに置いてある。犬のイラストのエンボス加工もしてあり、非常にほのぼのする。こんなほのぼのペーパーに私の清潔を託していいのか…?と若干葛藤したりする。犬好きだし…
しかし、国外旅行をした時にも、似たようなペーパーを何度も見かけた。
オランダ(左上の子犬)、イギリス(左下の子犬)、スウェーデン(右列のりすと子羊)。
このうち、子羊のペーパーはスウェーデンで泊まった部屋に備え付けられていた。ロールに子羊の顔とブランド名がエンボス加工されていて、こちらも非常にほのぼのとした気分になったが、同時にこれだけどこにでもあって宿泊先にもあるならば「さすがに子羊用ではなくて人間用であってるんだろうな」と思った。
子羊はまだ「このくらいふかふかです!」、リスは「エコです」という意味かな?とギリギリ想像できるとして(すべて妄想です)、子犬は何なんだろう?と思って調べてみたら、少なくともイギリスとスペインの製品は同じブランドの商品で、パッケージに出てきたこの子犬がブランドの顔らしい。
ついでに「このブランドのトイレットペーパーは犬用?」というサジェストがたくさん出てきたので、同じように思う人がほかにもいるっぽい。一応その回答によると人間用でいいとのこと。
日本ではトイレットペーパーの柄といえばだいたい花柄で、シングルかダブルか、再生紙はどうか?とか、ちょっと奮発して香り付きにしようかな?とか、負傷したときに「柔らか一択で!」くらいしか考えたことがなかった。
ちなみに最近ストックがなくなりかけて慌てて買ったペーパーは花柄だった。やっぱり花柄は落ち着く。