がんばるせろな(仮)

夫のバルセロナ留学についてきた30代女。コロナ禍のスペインで、何を考えどう過ごす?手探りだらけの滞在記録

Vicの中世マーケットに行ってきた記録

 カタルーニャ州北部にVicという町がある。大きな街ではないが、Mercado Medieval (カタルーニャ語Mercat Medieval。Mercado/mercatは市場、medievalは中世の、という意味)がとても有名らしい。友人が車を出してくれるというのでお邪魔してきたらとても楽しかった。今回はちょっと写真が多い。

  • Vicへのアクセス&開催日時
  • 目玉はずらりと並ぶ露店
  • 買ったもの
  • 行くときの注意点

Vicへのアクセス&開催日時

 Vicはここ。今年は12月4~8日、午前10時~午後8時までの開催。

f:id:kananuk:20211221054927j:plain

 バルセロナからみて、フランス国境とのちょうど真ん中くらいにあり、バルセロナ市内から車で1時間半程度だった。電車でもそのくらいらしいけど、時間通り来なくて何時間か待ったという人がいたので注意。非常に込み合うため、車でも渋滞に巻き込まれたら2時間ではきかない。どの経路でも、一日かかる覚悟をした方が良い。

f:id:kananuk:20211221055657j:plain

標識に「フランス」と書いてあるのがうれしい島国の民

  町並みは、石畳の道路と、ゆるやかなカーブを描いて立ち並ぶ家屋が特徴的。ところどころに見晴らしの良い田園風景も広がっていて、のどかないい所だった。

f:id:kananuk:20211221055630j:plain
f:id:kananuk:20211221055608j:plain

目玉はずらりと並ぶ露店

 色々な催しがあったようだけど、目玉は通りに立ち並ぶ露店の数々。

 中世マーケットなので、当然中世っぽい兜や剣、角でできたコップ、ついでにバタフライナイフなども売られている。ちょっと修学旅行のお土産を思い出したけど、こちらのはちゃんと大人サイズ&大人価格。覚えている限りでは、剣が120ユーロくらいしたかな。

f:id:kananuk:20211221055611j:plain
f:id:kananuk:20211221055706j:plain
「大人の修学旅行」「あの時木刀を買えなかった恨み」という言葉がよぎる

 中世といえば魔女狩りの時代でもあり、魔女モチーフの飾りつけがされていた。魔女つながりか、ハリーポッターグッズもたくさんあり、光る杖などは子供たちが釘付けになっていた(なぜか明らかに非公式であろう日本のアニメグッズも売られていた。割と人が集まっていた)。

 子供たちのクリスマスプレゼントによさそうなおもちゃもたくさんあった。日本でみない子供向けのものだと、乳歯が抜けたときにおまじないをするための小さな扉が売られていた。抜けた歯を置いておくと、ネズミが代わりにコインを置いていってくれるらしい。

 ほかには、ハーブやお茶が「片頭痛に」「悪夢を見る人に」といった効能ごとに売られていたり、十二星座ごとのパワーストーンが売られていたりと、ほんのりスピリチュアルな感じのお店も人気だった。最近気づいたが、こちらの人は星占いの話がとても好き。日本人の血液型トーク以上に好き。「〇〇座の人とは合わない」「親友は〇〇座が多い」とか普通に言うし、とても盛り上がる。「誕生日は〇〇座の最初の日」というと大体の人が誕生日を当てられる。すごい。

f:id:kananuk:20211221055633j:plain
f:id:kananuk:20211221055711j:plain
f:id:kananuk:20211221063550j:plain
香辛料、サンジョルディ(カタルーニャのバレンタイン)の人形、花の飾り

 自然派コスメやキャンドル、オリーブオイル、水彩画、アクセサリー、マリオネットのお店などもあり、なんでもありな自由な雰囲気。中東の物産コーナーもあった。

f:id:kananuk:20211221063544j:plain
f:id:kananuk:20211221063547j:plain
f:id:kananuk:20211221055721j:plain
f:id:kananuk:20211221055647j:plain

 もちろん食べ物も売られていて、露店の中にオーブンを置いてその場で焼いているパン、fuetと呼ばれるVic名産のソーセージがこれでもかと吊るされたお店、ヤギやヒツジなどのちょっと珍しいチーズ、その隣にはチーズケーキ、お酒…。近くに飲食用の椅子やテーブルがある露店もあった。

f:id:kananuk:20211221055622j:plain
f:id:kananuk:20211221055641j:plain
f:id:kananuk:20211221055638j:plain

 お店の種類を問わず、中世っぽい衣装で営業をしている店主さんがたくさんいて、街並みとあいまって没入感がすごかった。

買ったもの

 戦利品はこちら。

f:id:kananuk:20211221055625j:plain

 オレンジ色のが羊のチーズ。珍しかったので、その左の四角錐みたいなのもチーズ。カマンベールみたいで、癖が強いのが好きならおいしい。知人におすそ分けしたり、来客時に出したりしようと思って大きなのを買ったので、2つで35ユーロくらい。量り売りなので、小さいのを選べばもっと安い。

 こちらでembutidoと総称される腸詰め3点も買った。Vic名物のfuet日本のとは違うよ!と毎度言われるチョリソーなど3つで10ユーロ。いくつかのお店をめぐり、似た内容で安いお店を探して買ったので、その過程が楽しかった。この中世マーケットには、地元名産のfuet目当てにやってくるお客さんがとても多いので、出店も多いし価格競争も激しいようだ。

f:id:kananuk:20211221055700j:plain
f:id:kananuk:20211221055644j:plain
f:id:kananuk:20211221055614j:plain

 fuetはちょっと臭いが個性的だけど、うまみがぎゅっと濃縮されていて、ねっとりこってりとした味わい。おつまみに評判が良い。embutidoはスペイン人が「もし食べられなくなったら禁断症状がでる」と言いながら勧めてくる食べ物で、種類がたくさんあるので、地道に試していきたい。

 あとはチーズ屋さんで売っていたチーズケーキも買ってきた。こちらもホールケーキ1個半くらいの大きさで30ユーロくらいだった。プリンのような食感でずっしり重く、載っているベリーごとに味がきちんと違うので非常においしかった。

f:id:kananuk:20211221055628j:plain

行くときの注意点

 まずは寒さ。フランスとの国境に近い北部なので、しっかり寒い。

 次に、カードが使えないお店は珍しくないので、現金を持っていくこと。

 そして人ごみ。時間にもよるけど、ピーク時(14時前後)はサグラダファミリアよりも混んでいたと思うので、荷物の管理には十分注意が必要だ。10時くらいに言ったら誰もいなくてゆっくり見て回れた。

 トイレの心配も忘れてはいけない。仮設トイレが随所にあるけど、長蛇の列ができていた(男女一緒に並んでいるので、列がより長く見える)。こちらの仮設トイレは水と消臭剤が流れるので日本のものより使い心地は良いけど、たくさんの人が使うと水も消臭剤も紙もなくなるので大惨事だ。空いていたら行っておくとか、長居しすぎないとか、水洗トイレのあるカフェやバーで借りるなど、自分なりの対策があると良い。

 最後に交通手段。冒頭にも書いたが、車でも電車でも遅れはつきもの。時間に余裕をもって、できれば早めに行き、早めに帰ってくるのがよい。帰りの高速はバルセロナに向かうため分岐と合流が複雑で、これを間違えるとなかなか帰れないので一層注意。

 

参考リンク:イベント概要